ふきのとう「北窓をあけて」
https://youtu.be/IqHbOh0ijQc
1985年4月のシングル「季節の夕暮れ」のB面曲。私が知ったタイミングとしては比較的新しい曲です。
ツボ曲か山木曲かで言うとツボ曲。ふきのとうファンの歌会で歌われる確率は多分「普通」。歌われないことはありませんが、高頻度とは言わないと思います。この歌を常にリクエストする人も特には思いあたりません。むしろ高頻度リクエスト者の上位に私が入ってくるかもしれません。2とか3とかの回数でのランクインだと思いますが。
頻度が高くない理由の一つは季節を選ぶからなのですが、それよりも大きいのは歌会参加者の年齢層とあまりマッチしていないということだと思います。この歌が出た頃はそのコミュニティだと仕事を始めていた方がもう多くなっていたはずです。
やはり中・高生の頃に聴いた歌の刷り込みは非常に強くて、その他の受容というとリリース時期に、あるいは例えば行ったコンサートで歌われた時期に、自分の恋心が大きく変動していたとか、そういう事情が必要そうな気がします。 ここまで書いておいて、あれ、それじゃ自分はどうなんだ？となりました。私の場合は単純に春歌だから、です。この歌については思い出とは結び付いていませんねー。
4月の初旬ともなると、いかに雪深い山形県置賜でも平地には雪はありません。「北窓をあけて」冒頭の♪山影に消え残ってる灰色の雪も…というには、ちょっとまだ時間が必要そうですが、それでも雪があるのは山だけでした。
「振り返ってしまう人だから」（「The Final Ring」での和田桜子MCより）なのは私も同じで。
先を見通したがったり、過去の因習を変えたかったり、という志向は大いにあって、そしてそういうことは好き。だけど何も変えることが出来ないのは、勿論ヤキが回っちまったこともあるし、そして一般的にそういう年齢ではあるんだけど、その他に、私が「忘れらんない」キャラクターだということもきっとあるのだろうな。
鮮やかに緑 目覚めるこの季節
昨日までを 忘れ去ることも大切だよと
言ってる気がする
「君は人形」の歌詞をとって、ツボさんにはバサッと断ち切る的な思考方法がある、と話していた方がいましたが、それは「北窓をあけて」のこの部分にも出てきているように思います。和田桜子や私がそういうキャラクターではないにしても、刺激としてそれを取り入れるのはいいのかもなと考えながら、今回旅をしています。
しかしこの「季節に夕暮れ」シングルレコードのジャケット、いつも思うけどおどろおどろしいなー（笑）。この灯台はどこなんだろう。北海道霧多布、じゃまさかないですよね？
