高2で初めての彼氏ができて、結婚する20代半ばまで精神的に彼氏に依存する恋愛を繰り返した。


夫との出会いは、私が新入社員として入社した職場の上司と部下として。


年齢は結構上だけど若々しくて、物怖じせずに上の人にも発言してうまくやれる人だと思った。


私は若さの勢いで食事や遊びに誘い、交際が始まった。


働くうち、この仕事を定年までやっていくのか?これが私のやりたい事なのか?と考えるようになった。


それまでの人生に不満があった私は、結婚して人生を変えたいと思った。


今となってはこの考え方が良くなかった。


誰かに幸せにしてもらおうとしていた。


入社2年目で夫との結婚の話が出始めた時期に、同期からも「結婚を前提に付き合いたい」と言われた。


私は2人を天秤にかけた。


同期は口がうまくて話してて面白かったけど、少しチャラくて浮気されるんじゃないかと思ったし、まだ私と同じ入社2年目で経済的な不安もあった。


一方、夫は1度も転職歴がなく、長年勤めていて経済的な安定が期待できた。


それに年上だから甘えれるし、大事にしてくれるはず。


若かった私は、最善の決断をしたと思っていた。


でも思えば夫と付き合っていた当時から違和感はあった。


あまり共感力がなかったり、話が一方的だったり、冷たいところもあった。


そこには目をつむって、自分にとって都合のいい面ばかり見ていた。


結婚して生活を共にするうち、その違和感がどんどん大きくなっていった。