両親が離婚した事は周りに言いたくなかったので黙っていたけど、小学校低学年だったかな、「父の日にお父さんの似顔絵を描こう」という時間があった。
真面目だった私は適当に描く発想はなく、これはどうしようもないと思い、皆の前で先生に「お父さんいない場合はどうしたらいいですか?」と聞いた。
先生は「じゃあ他のご家族でいいよ」と答えた。
今は家庭の事情に配慮されているようだけど、その頃はなかった。
こういった出来事が地味に心に残る。
両親が離婚して数年後かな、母はパート先の上司と付き合うようになり、夜遅くまで帰って来ない事がよくあった。
祖父母に促されて、相手男性宅の留守電に子ども達から「お母さん早く帰ってきて」とメッセージを入れた事もあったな。
そんな母に対し祖父が怒って怒鳴っていた事もあった。
怒られる母を複雑な気持ちで見ていたな。