あけましておめでとうございます。

 

今年、最初の更新は2021年読書メーターまとめです。

2021年12月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3214ページ
ナイス数:197ナイス

https://bookmeter.com/users/733042/summary/monthly/2021/12
■海をあげる (単行本)
あとがきに「何も書けなくなった」とあり、この本は何も書けなくなった時からの再スタートだったのかもしれない。色々な思い、特に声をあげても声にならない、そんな叫びが伝わってきた。これまで無関心を装っていた人間からすると目を背けたくなるような事柄が書かれていて、読んでいてしんどかった。基地のことも、女性や少女たちの問題も…。
読了日:12月02日 著者:上間 陽子
https://bookmeter.com/books/16754780

■銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2
静おばあちゃんと要介護探偵の香月玄太郎のコンビ2冊目。舞台を東京に移して、2人の推理が光る。真逆の様でいて通じ合う2人。名コンビです。他の中山作品との繋がりもあり、読んでいて面白い!
読了日:12月03日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/16612652

■民王 シベリアの陰謀
今回も入れ替わるのかと思ったら、ウィルス感染による大パニックが…。この騒動に巻き込まれた総理大臣の武藤泰山と翔の親子。現実社会のお偉いさんよりも泰山パパの方が「国民思い」とは思うのだけれど、政治不信を招く結果になっている所が皮肉だ。かなりご都合主義の展開ではあるが、ラストは落ち着くとこに落ち着いた感じがする。これは続編もありうる?
読了日:12月05日 著者:池井戸 潤
https://bookmeter.com/books/18306855

■時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。
最初のお金や仕事の話は序章として、後半に行くにつれて和田さん、小川さんどちらも持ち味を発揮するようになっている。小川さんのいうところの「衣食住が満たされる」って、憲法の根幹なのではないか?「誰もが幸福である」そんな時代はいつになったら叶うのだろうか?二人の会話にそうだなぁと膝を打ちつつも、これは何?と戸惑うということを繰り返しながら読んだ。
読了日:12月10日 著者:和田靜香
https://bookmeter.com/books/18529089

■キャロリング
久しぶりに読んだ本。「親ガチャ」という言葉は好きではないが、大和の境遇にこの言葉を当てはめてしまった。赤木やレイ、ちょっとやそっとでは想像できない世界がある。そんな中で柊子やエンジェル・メーカーのメンバーが紡ぐ世界観が素敵だ。クリスマスの奇跡ではないけれど、大和や柊子たちだけでなく、赤城ファイナンスの面々にも光が射してほしいと願わずにいられなかった。
読了日:12月13日 著者:有川 浩
https://bookmeter.com/books/8342554

■スリーピング事故物件
「因果応報」とはいうけれど、天罰は必ず下されるということなのね。事故物件というからもっとおどろおどろしいイメージがありましたが、そこはあまり怖くなかった。ちょっとハチャメチャ感が過ぎたような気がした。
読了日:12月15日 著者:西澤 保彦
https://bookmeter.com/books/18209822

■能面検事
無表情の不破と表情豊かな惣領の名コンビ誕生か。警察VS検察庁の構図となるのか。面白かったけれど、ラストはちょっとモヤモヤ感が残る。
読了日:12月26日 著者:中山七里
https://bookmeter.com/books/13002832

■わたしをつくるまちづくり ―地域をマジメに遊ぶ実践者たち
香川県で実際にまちづくりを実践しているひとたちのお話。自己紹介がハナに付くが、熱量は半端ない。住みやすいまちづくりは、自分の身近なところからはじめるのが一番なのかな?
読了日:12月26日 著者:尾野 寛明,中村 香菜子,大美 光代
https://bookmeter.com/books/18781050

■マチズモを削り取れ
読む前に「マチズモ」の言葉の意味から考えることになった。男性優位社会の日本は、性別に関係なく「こうあるべき」というのがはびこっている。誰もが生きやすい社会からは程遠く、息を吸うのすら怖いと感じてしまうこともあるのではないか?トイレの問題とか、そういうことからちゃんとやってくれと思わずにいられなかった。
読了日:12月31日 著者:武田 砂鉄
https://bookmeter.com/books/18099187

■ひとり旅日和
主人公が一人旅に挑戦することで、少しずつ成長していく物語。旅先で食べる料理が美味しそう。近場で良いからどこかに行きたいと思ってしまった。
読了日:12月31日 著者:秋川 滝美
https://bookmeter.com/books/14437493

■ひとり旅日和 縁結び!
「縁結び」という意味深なタイトルが気になったが、読んでみてなるほどなぁと思った。旅の楽しみ方も、蓮斗のこともちょっとずつだけど前身しているような気がする。
読了日:12月31日 著者:秋川 滝美
https://bookmeter.com/books/16971085


▼読書メーター
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小説だけでなく、ちょいお固めの本も選んでいます。

 

和田靜香さんの「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。」や、

竹田砂鉄さんの「マチズモを削り取れ」は読んでいて色々と考えさせられますね。

 

色々と悲しいニュースも多いし、去年の今頃と比べるとどこか気持ち的にゆるんでしまっている所もあります。

オミクロン株も流行していることを考えると新年を機にもう一度気持ちを引き締めなければなりませんね。(自分が)

というわけで今年もたまーの更新になりますが、よろしくお願いします。

それとスワローズの優勝と日本一を願って❤