Ciao
話題の本を読了しました。
といっても、ブログを書く気力がなく、1月もラストの日に書くことに
『小説新潮』に連載されていたんですね・・・。
高校生を主人公にした青春小説。
「オルタネート」という、高校生限定のSNSが物語のキーワードです。
読んでいて思ったのは、この物語に「オルタネート」は必要なのかということ。
主人公の蓉(いるる)のように「オルタネート」と距離を持っている登場人物は別として。
オルタネートに心酔している凪津(なづ)も、別になくても困らないのでは・・・
SNSの存在が違和感に感じたのですが、
直木賞選考委員の北方謙三先生が「青春小説としてよく書けている」ということを仰っていて、
そうなると「オルタネート」の存在は鏡のようなもので、物語の中の必須事項なのかなと・・・。
部活や趣味、バイト、恋、本当に普通の10代の日常が描かれている作品だなと感じました。
著者のこれから期待ですね。
それでは