Ciaoペンギン

 

今日は良いお天気でした晴れ

 

仕事をして、図書館に予約をしていた本を取りに行ってという・・・

いつもの日常です。

 

「不要不急」

昼の外出も控えてといわれるけど・・・

必要なことは、1人1人違うと思う。

マスクや消毒、検温の協力というように気を付けながら、対処していくしかない。

 

読書メーターの2020年面白かった本ランキングより

椰月美智子さんの『こんぱるいろ、彼方』

 

こんぱるいろ、彼方

 

 

スーパーの惣菜売り場でパートをする主婦の真依子は、子供に隠していることがある。

真依子は、ベトナムから来たボートピープルだったのだ。

大学生の奈月が夏休みにベトナムを旅行すると言い出して・・・

 

この、子供に自分の出自を隠しているというのが、すごくショックで。

 

小学校と中学校の同級生にベトナムからの転校生がいたんです。

中学の途中で転校したのですが、彼女はどうしているのかな?

本を読みながら、ずっと会っていない、同級生に思いを馳せたりもしました。

 

それから、ベトナム戦争についても考えさせられました。

この本を読む前に読んだのが、須賀しのぶさんの『革命前夜』。

こちらは、旧東ドイツを舞台にした物語で、ベルリンの壁が崩壊する直前の東ドイツが描かれています。

歴史として知っていても、その内情については知らないことの方が多い。

2020年衝撃を受けた1冊でした。

 

奈月に自分のことを告白をして、そのことがきっかけで母と娘の関係性も変わっていったような気がします。

奈月だけでなく、真依子の両親や姉兄との関係も。

ネタバレにはなるけど、お正月に真依子と母親が料理を作るシーンがあって、この場面がすごく好きです。

 

家族の物語。本当に素敵な小説でした。

 

 

革命前夜 (文春文庫)

 

 

それでは、また虹