2020年8月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3053ページ
ナイス数:191ナイス

https://bookmeter.com/users/733042/summary/monthly
■大人エレベーター
2010年1月~2014年3月までのサッポロビールのCM放送分。妻夫木聡とCMで共演した人たちの対談集。毎年「箱根駅伝」の時に見ているせいか、お正月に流れているイメージが強い。横綱白鵬は、CM登場時、まだ力士でいるとは思っていなかっただろうな。仲代達矢の若いころのエピソードとか、面白い。田中マー君や三谷幸喜といった人たちもCMに出ていたはずだから、続編も読んでみたい。
読了日:08月01日 著者:
https://bookmeter.com/books/8198214

■心霊探偵八雲12 魂の深淵
これがラストなのかと思うと感慨深い・・・。あの、前作の衝撃的な終わり方からどうなるんだろうと思ったが、期待を裏切らない終わり方だった。登場人物たちにとっての晴香ちゃんの存在は、本当に大きいものなんだなと思った。人生は、環境や人との出会いによって変わるが、八雲は本当に周囲の人に恵まれている。そして、最後に七瀬美雪にも救いがあったのは良かった。あとがきにもあったが、また、いつか彼らが活躍する物語を読みたい。
読了日:08月08日 著者:神永 学
https://bookmeter.com/books/15728854

■バケモンの涙
大阪の良家のいとはんが、子供達にお腹一杯になるまで食べさせたいという思いから九州まで行き、ポン菓子の製造機を作る物語。周囲の反対も多く、八幡にいってもトシ子の思いはなかなか伝わらない。それでも、あきらめないという気持ちがポン菓子の製造機の作成を実現させる。空襲の恐怖や食べるものがなくて栄養失調状態になっている人々。改めて、戦争は良くない、世界中が平和であってほしいと思った。
読了日:08月12日 著者:歌川 たいじ
https://bookmeter.com/books/16046350

■雲を紡ぐ (文春e-book)
途中で涙腺が崩壊しました。不登校の少女が、家出同然で祖父の所に行き、羊毛で作るホームスパンの修業を始める。父の従姉妹とその子供の大学生、工房の人たちに支えられながら自分の道を歩き始める。1人の少女の成長とばらばらになっていた家族の再生の物語。盛岡は、私の母の出身地で子供の頃は夏休みに訪れていた。大分変っているのだろうが、この本の中の盛岡は、子供の頃に見た風景が残っている。自分が知らない場所も含めて、いつか、また、盛岡に行けたらと思っている。
読了日:08月14日 著者:伊吹 有喜
https://bookmeter.com/books/15261580

■めぐり逢いサンドイッチ
サンドイッチ店「ピクニックバスケット」を舞台にした小説。家族や人間関係をテーマにしており、登場人物それぞれが色々な思いを抱えている。一歩間違ったら辛くなりそうな内容なのに、読んだ後はやさしい気持ちになる。大阪の外側だけでなく内側の景色が見られる物語。続編も出ているようなので読んでみたい。
読了日:08月22日 著者:谷 瑞恵
https://bookmeter.com/books/13702475

■【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月
最初は更紗の物語が描かれるが、文の視点になった時に彼の抱えていたもの、苦しみが一気にわかるようになっている。梨花ちゃんや谷さんという第三者の存在も物語を面白くしている。世間はどうであれ当事者にしかわからないことがたくさんある。真相を知ってどうなるのだということもあるが、マスコミやネットに書かれていることだけが真実ではない。
読了日:08月22日 著者:凪良 ゆう
https://bookmeter.com/books/14094683

■ワイルドサイドをほっつき歩け ――ハマータウンのおっさんたち
「ぼくイエ」が子供の視点なら、こちらはおっさんたちの目でイギリスを描いている。オジサンたちのとんちんかんぶりと抱えているものから現代のイギリスの問題が浮かびあがる。コロナ禍、そしてアフターコロナのおっさんたちについても書いてほしい。
読了日:08月22日 著者:ブレイディみかこ
https://bookmeter.com/books/16043194

■フルーツパトロール
フルーツが好きな人なら、読んでいる最中によだれが出そうになる本。生のフルーツはもちろん、パフェにフルーツポンチにフルーツサンド。そして、生ジュース。フルーツパーラーやカフェ、喫茶店、果物屋さん。フルーツだけを楽しめる本。果樹園に行ったり、台湾やパリ、タイ、北欧、海外のフルーツも魅力的です。
読了日:08月27日 著者:伊藤まさこ
https://bookmeter.com/books/13954120

■亥子ころころ
「まるまるの毬」の続編。南星屋の家族の物語。今回は店主の治兵衛がケガをして、ひょんなことから助けた雲平が助っ人として活躍をする。今後、雲平もだが、岡本家の当主の志隆がお君やお永の親子とどんなふうに関わるのか気になる。治兵衛と雲平が作るお菓子が美味しそうでした。
読了日:08月28日 著者:西條 奈加
https://bookmeter.com/books/13768344

■革命前夜 (文春文庫)
昭和が終わり、平成になったばかりの時代。ベルリンの壁が崩壊される直前の東ドイツが舞台となっている。自由を求めて西側への移住を目指す東ドイツの人々。革命が起こる直前とはこんなに激しいものなのだろうか・・・。主人公の柊史は時代の波に翻弄されていく。家族すら信じられない、監視社会の恐ろしさが描かれている。権力者は監視システムを導入したいかもしれないが、こっちからするとそんなことはまっぴらである。
読了日:08月28日 著者:須賀 しのぶ
https://bookmeter.com/books/12627634


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8月は、当たりが多かった月でした。実は、読書メーターに登録しようとしたらできなかった本がありました。

堂場瞬一さんのムック本。

 

堂場瞬一 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

図書館で見つけたのですが、栗山監督の寄稿文があったために借りてしまった。

書き下ろし小説は、ちょうど某チームが野手をピッチャーとして登板させて騒いでいた時期だったので、現実ともリンクしていました。

 

8月は、読みたい本が読めた月でもありましたが、色々と知らないことを本から学びました。私が読むのは主に小説ですが、学ぶことは多いし、気づきもありますね。

9月も面白い本に出会えるといいなって思っています。

 

それでは、また音譜

Arrivederciペンギン