今日、久々に人前で泣いた。

心がわなわなと震えた。

例えるなら、溶けた溶岩が丸い球になって、胸の真ん中にあるような。


心の真ん中がわなわなと震えた。


相手の質問に的確な回答が出来ない自分に、憤りを覚えた。

言葉が出ない、沈黙の時間。

ほんの数秒の間がもっと長い時間に感じた。


心の震えがだんだん大きくなって、涙になって流れ出た。





悔しかった。





言葉に詰まった自分に涙がでた。



答えに困る話をする相手に悲しくなった。

前はそんな事を言うような人だと思ってなかったから。


だから、余計に涙がでた。


憤りと悲しさが入り交じった涙がでた。



話が終わったあとも、気持ちがおさまらず涙は流れた。


思いっきり泣いてやろうかと思ったけど、理性が少し動き出して、やめた。


涙を止めようと思ったけど、止まらなかった。


今度は、周りの人達の優しい気持ちが分かってこっそり泣いた。


嬉しさと、恥ずかしさが入り交じって泣いた。


泣いているのを知られたくなくて、平気なふりをして言葉を発したら鼻が詰まっていて変な声になってたから、
私が泣いているのは、きっとみんな知ってたんじゃないかしら。




憤り、悲しさ、嬉しさ、恥ずかしさ。


泣く、ということでこんなにも感情が出てきた。

ほんの、数分のできごと。


人前で泣くことで、ちょっぴり女子な部分を思い出した。