2年越しのリベンジへ ドバイ | 調教師日誌 ~仏・シャンティイーより~

調教師日誌 ~仏・シャンティイーより~

2008年渡仏。2017年調教師免許取得。フランス競馬の中心地シャンティイーでの厩舎日常風景。

今年もやってくることが出来ました、ドバイです。

 

 

 

 

管理馬ペヴンシィーベイ(PEVENSEY BAY)と、1月G2ケープヴェルディ&2月G2バランシーンへの参戦をさせてもらえることとなりました。

 

 

明け6歳とは言え、前走ドーヴィル競馬場リステッドで生涯最高パフォーマンスを発揮してくれたこの仔はまだ底を見せておりません。

 

 

良馬場タイプでドバイに合うだろうし、調子も絶好。楽しみです。改めてオーナーには感謝です。

 

 

2年前にハナ差で敗れた雪辱を果たしたいです。

 

 

自厩舎ですが傍から見ると2つのストロングポイントがある模様。

 

 

1.ブラックタイプレースでの勝負強さ

 

 

2.自分が1歳セリにて発掘(敢えてこの言葉を使わせてください)してきた廉価馬が走る

 

 

1.は普通に嬉しく思えますね。2.も幼少より培ってきた相馬眼の賜物とも思えるので良し。ただうがった考えをすると高馬が走らない。。

 

 

日々勉強です。

 

 

日本の超大手セリでも50%に満たない勝ち上がり率のなか、日本円にして数十万円の仔(一昨年20万円で見つけ出した1歳馬が昨年勝ち上がり今年は仏クラシック登録方向)で出世階段を上っていくのは調教師冥利に尽きますね。その分セリでは脚と情報網を存分に使います。