こんにちは!
時をデザインするメンタルコンサルタントのふじわら真理子です。
今日は、個人セッションをお受けくださったクライアントさんからの
ご質問をご本人の許可を得て、シェアさせていただきます。
「怒りについて」 20代女性より
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ふじわらさん
この度はありがとうございました。
質問があるのですが、怒るような出来事があった場合は
どう感情と向き合えば?よいのでしょうか。
悲しみや寂しさといった感情は泣いたり自分で自分をあやしたりしてきましたが、
怒りはどうすればいいのか分かりません。
そのまま気の済むまで怒っているのがよいのでしょうか。
気の済むまで怒ると言っても相手にずっとぶつけていいのか、
それとも自分の中でもやもやが消えるまで
モヤモヤイライラを感じ続ければいいのかわかりません。
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こんにちは ふじわらです。
メールありがとうございます。
おっしゃる通り、怒りに向き合うことも一つのやり方ですね。
まず、「私は○○○○に対して怒りを感じている」と自覚し、
その感情に蓋をしないこと、
怒りという感情の取り扱い方は大切なのです。
怒りは「戦略」ともいわれています。
それは怒りを表現することで
1、自分を相手から守ったり、自分の意見を主張することで、
相手のコントロールから逃れられるという良い点があります。
2、逆に、怒りで相手を自分の言う通りに動かしたいときに
無意識に使ったりする場合もあります。
どちらも怒りの感情を使って、相手をコントロール(自分をわかってほしい)するという戦略があるのです。
心理学では「怒りは第二感情である」と言います。
一次感情とは、落胆・心配・悲しみ・寂しさ・傷つきという感情があり、
その次に怒りの感情が表われているはずです。
例えば、子どもが家で一人留守番をしていて、
怖くて、不安で、寂しさを感じたとします。
その後、家人が楽しそうに帰ってきたとしたら、一次感情の
「怖くて、不安で、寂しかったよ」と言えればいいのですが、
その次の二次感情の怒りへと変化して
「なんで私だけ一人にしたの! みんな楽しそうでずるい!」
「私は怒っているんだぞ!」
という感情を家族に対して主張してしまうという心の仕組みなんです。
あなたがどのような状況で、誰に怒りの感情を抱いていらっしゃるのか
詳細はわからないのですが、あなたの怒りの感情の裏にある、
その前の感情を感じてみてください。
多分、一次感情の落胆、心配、悲しみ、寂しさ、傷つき
それに気づいたら、一次感情を相手に伝えてみましょう。
伝え方は、
「私は、・・・で、寂しかったの。」
や
「私は、・・・と言われると悲しくなるの。」
というふうに
「私(I)は、・・・」と I(アイ)メッセージで伝えます。
そうすることで、あなたがどんな気持ちなのかが相手に伝わりますし、
相手との関係が近づくこともあります。
相手の方は、「そんな風に思っているなんて知らなかった!」
と言うかもしれません。
これからは、「なんで私は怒っているんだろう?」
と怒りの感情の裏、その前にどんな感情があったのか・・・
それを見てください。
怒りは自分の欲求を教えてくれるサインだととらえて見てくださいね。
でもあまりにも強い怒りでしたら、我慢しないで、
大声を出しても大丈夫なところで大声を上げたり、
安心できる人に話を聴いてもらったりして、吐き出してくださいね。
感情は雲と一緒で、感じたり、表現することで流れていきますから。
私も思わず、怒りを感じることもありますよ!
それも素敵な感情、生命力ですから。
でも、ずっと怒っていることもありません。
感情は流れて変化して、消えていきます。
あなたの参考になれば嬉しいです
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