今回は、HIPSリビングサロン
「デザイナーズチェアの魅力~名作家具のトリビア~」のレポートをお届けします。
リビングサロンとは、HIPSがゼミ生や一般の方向けに開催している教養セミナーのこと。
インテリアに関わるテーマを多く取り上げ、“お手頃プライスで気軽に勉強”できる手軽さが大好評
今回のセミナーは約2年ぶりに開催する人気テーマ「デザイナーズチェア」ということもあって、定員分のお席が告知早々、予約で埋まってしまいました!
せっかくお問合せいただいたのにお断りしてしまった皆様、本当に申し訳ありません
さて、配られたレジュメには「名作椅子」という言葉がちらほらと見受けられます。
今回の講師、朝山隆先生によると「名作椅子」の定義は、
“これまでになかった試みを初めて取り入れた椅子”のことだそう。
既にあるものを後追いし、改善していくことは比較的容易でも、それまでなかった概念をゼロから形にする過程は困難極まりない。だからこそ名作の称号を与えるにふさわしいというわけです。
では、先生が画像とともに分かりやすく解説してくださった各部門の「初めて賞」を、一部ご紹介します!!
■ ミヒャエル・トーネット/サイドチェアNo.14 ■
↓ 工業製品における大量生産(150年間で2億脚!)第1号。
■ エーロ・サーリネン/チューリップチェア ■
↓ いっぽん足の椅子として世界初めて。
■ マルセル・ブロイヤー/ワシリーチェア ■
↓ パイプを椅子に使ったのが世界初めて。
■ マリオ・ベリーニ/キャブ ■
↓ ファスナーを用いて椅子にカバーリングしたのが世界初めて。
■ アルネ・ヤコブセン/アントチェア&セブンチェア ■
↓ 座面と背面が、3次曲面でつながる椅子として世界初めて。
実際はもっとたくさんの部門がノミネートされていましたが、ブログではここまでで・・・(笑)
ちなみに今回のセミナーに寄せられた感想は、
「デザイナーの観点による解説で、とてもおもしろかった」
「インテリアコーディネーター試験の勉強にも役立ちそう」
「本当に考え抜いてデザインされていることに感心した」
などと、皆様かなり楽しんでくださった模様。
良かった良かった、これは第3回目を開催する価値がありそうです。
決まり次第ブログもしくはホームページにてお知らせしますので、興味のある方は是非、こまめにチェックしていてくださいね~
■ 朝山隆先生からのお知らせ ■
デンマーク国際家具見本市の報告セミナーを下記の通り開催します。家具工場など普段では見れないところも紹介しますので、ぜひお越しください。
日 時:5/31および6/11の夜間
受 講 料:\1000西新宿3-5-12-216
場 所:家具デザイン研究所
お 問 合 せ:kaguken@aol.com
03-3306-3086
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