「一番最後にあなたにお願いがあります。
社会人に夏休みを創るために、是非、力を貸して下さい。」
2008年4月、cafe&bar prove LiFEはある一つの大きな決断をしました。
それは、
『8月はお店を一ヶ月間休みにする』
というものです。
2月8月は全体的に見て経済は冷ややかになるので、売り上げがあまり見込めないからという理由ではありません。20代~30代の年齢層に人気のあるお店なので、学生が夏休み、社会人がお盆休みで開放感を得られるこの時期は非常に売り上げが良いのです。
ではなぜ8月一ヶ月もの休みを作ったのか?
それは、『社会人にも夏休みのある社会を作りたいから』 です。
たった5日間程度のお盆休みではなく、一ヶ月に及ぶ休みを日本の文化として作るためです。
僕たちは小学校に入学した頃から、一ヶ月以上の夏休みがありました。
先生たちには
『学校では経験できないような事を夏休みにして、自分の世界を広めてきましょう』
といわれ続けてきました。
夏休みが近づくにつれ、今年の夏休みは何をしてやろうかと、これから始まる大連休に大きな期待を膨らませていました。
しかし、大学を卒業し社会に入った瞬間に、僕等の夏休みは突如としてたかが5日間のお盆休みへと変わってしまいます。
たった5日間の夏休みでいったい僕らは何を期待できるのでしょうか?
学校では経験できないことを夏休みにするからこそ、人として幅が広がり、急激なスピードで成長していきます。
社会人になったとしても同様に、会社で経験できないことを夏休みを使って経験するからこそ、今までとは違ったものの見方を知り新しい企画が生まれたり、滞っている事の解決策が見つかったりするわけです。
自分なりに新鮮な経験をするために、5日間でそのような経験をすればいい。と思うかも知れません。
しかし、毎日残業残業で普段寝不足なせいで連休は一日くらいはしっかりと寝たい、二日間は故郷に戻ろうか、仕事前日は準備が必要だ。
そんなことを考えると、残された1日でいったい何が出来るでしょうか?せいぜい学生時代の友達と近場に遊びに行くぐらいになってしまいます。
これは甘えとも思えるかも知れませんが、そのように考える社会人が多くいるはずです。
社会人になったとしても、僕らは生きている限り一生新鮮な経験をしていかなければいけません。
それが人間としての成長であると僕は考えます。
一ヶ月間の休みがあるからこそ、人は休みを有意義に過ごせる、新しい何かに挑戦することが出来る、普段とは違った経験をすることで感性が豊かになり、物事の考え方も変わり、新しいものが生まれるのです。
欧州ではすでにその文化が植えつけられ、ドイツでは残業は罪になり、スウェーデンではサラリーマンに二ヶ月以上ものバカンスが与えられます。
決まった時間に与えられた仕事を確実にこなすだけではなく、自由な時間をどのように使うかを自分の頭で考え、実行する。これはある意味自分の持っている時間という資産をどのように運用するかという問題です。
自分の持っている時間は、果たして後どのくらい残されているのでしょうか。
始まりも終わりも分らないのが生の美しい所以ですが、
確かにいえる事は、
僕たちの
今日一日を生きる
という行為は、
今日も寿命を縮める
ということに他なりません。
人はogyaーと生まれたその瞬間からすでに、寿命を縮める行為が始まってる訳です。
休みの日にそんな事を考えていると、来年からではなく、明日からでもなく、今から何かを始めなくちゃ!
なんて衝動に僕は毎週かられます。
そしてこの
社会人にも夏休みがある、そんな日本文化を創る
という企画が生まれました。
日本に新しい文化を植えつけるなんて、僕はあまりに無力だし、自分のお店を休みにしたところで、社会にとっては牛の尻尾にハエが止まった以上にどうでもいいこと、の百万倍くらいどうでもいいかもしれません。
でも僕は今年からお店を夏休みにします。
九月の給料が減ったとしても、意地でも休みにします。
僕を始め社会人の友人達に聞くと「そんな文化があったら最高だよ」と口を揃えて言ってくれます。
みんな夏休みがまたやってくるのを心のどこかで待っているのです。
しかし現実問題そんなことはできるはずがない、と夏休みを諦めてしまいます。
つまり
皆が求めているにもかかわらず、まず実現しない、虚無の文化
ではあるが
皆が求めているのだから、いずれ実現する、未来の文化
だと僕は考えています。
全ての企業が夏休みを設け、経済全体をストップさせたいというものでは決してありません。
一般企業が完全週休二日制をとるにつれて、サービス業は土日にビジネスチャンスが生まれます。
それは今の社会ではごくごく普通なものです。
僕の言う夏休みがある最高の文化とは、
端的に言えば、
「夏休みにビジネスチャンスを見い出し忙しくなる企業も普通にあるが、夏休みを一ヶ月間設けている企業も普通にある」
状態だと思っています。
今まで休みもろくになく、働く事を生きがいとするわけでもなく、不自由さも感じずに不自由に毎日を過ごしている人に
今日からお前一ヶ月自由だよ
と言えば、おそらく困惑するでしょう。
何をすればいいんだろう、と。
お金を稼ぐ、仕事、以外での自由な時間の使い方がこれほど下手なのは間違いなく日本人だけです。
海外では、自分の時間だからこそ大切に有意義に過ごします。
だから日本みたいに自ら命を絶つなんてありえないのです。
このままいけば日本の未来は真っ暗闇です。
そのためにも、ぼくは皆さんの力をお借りしたい。
いや、上記に長々と書いた事ももちろん本音ですが、単純に、僕は夏休みが欲しいのです。
というか、夏休み、欲しくありませんか?
絶対に欲しいと思います。
だから僕はまずこうして、八月休みにしよーよー、とみなさんにネット上で発信していきます。
そして2009年3月には本として、八月休みにしよーよー、と世に送り出すつもりです。
そのためには出版社の方に、この本は売れる、という根拠を作らなければ出版をしてもらうのは不可能です。
そのために僕はあなたに二つのお願いをします。
一つは、
本、絶対買うよ。
とここにコメントをください。夏休みが欲しい、一万人の力が必要です。
僕はみなさんから頂いた魂の詰まったコメントを最大の武器として、出版社に売り込みに行きます。
晴れて出版することが出来たら、これまた是非買ってください。
そしてもう一つは、
上司の方や友人の方に
「うちの会社夏休み創ってくださいよ!!」
「社会人にもさー、夏休みあったらよくね?」
なんて、喋り捲って下さい。
あなたの口は、僕のこのページ、本の何百倍もの効果が間違いなくあるからです。
これが僕からのお願いです。
そうすれば、あなたの夢、僕の夢である夏休みのある社会人ライフが、もしかしたら五年後くらいには始まるかもしれません。
やばくないですか?
それ、やばくないですか?
そんな事を考えると、今日も寝不足です。
明日もまた、会社です。
ちなみに僕の今年の夏休みは何をするかというと、
欧州に行き、
「ねーねー、夏休みってどう思ってんの?」
と、聞きまくってくる!
・・・かも。
そんな想像が出来るだけで、最早夏休みの存在意義は大きいですね。