<目次>
東日本大震災に寄せて。 はじめに ➀~➄
東日本大震災に寄せて。 番外編① スーパーフルムーンと遊ぼう☆ 満月考察の過去ログ➀~➄
東日本大震災に寄せて。番外編②スーパーフルムーンと遊ぼう☆20110320の満月☆➀~➂
東日本大震災に寄せて。 本編 地震の瞬間のホロスコープチャート ➀~➇
東日本巨大地震に寄せて。 番外編③ 三浦 "King Kazu" 知良選手と六芒星

さて。ここまで、3回に渡って六芒星の記事を書いてきました。

東日本大震災に寄せて。 本編 地震の瞬間のホロスコープチャート⑦ 六芒星の出現!前編
東日本大震災に寄せて。 本編 地震の瞬間のホロスコープチャート⑧ 六芒星の出現!後編
東日本巨大地震に寄せて。 番外編③ 三浦 "King Kazu" 知良選手と六芒星

そして導き出されたのが、ホロスコープチャートに現れる六芒星は『祈り』のエネルギーを宿しているのではないか、という考察でした。この考察に辿り着いた今、ここから先は、第2章として展開していく必要を感じています。

実は今回の東北地方太平洋沖地震が起きた瞬間のホロスコープチャートを開いてからというもの、もう数十枚のホロスコープチャートを開いています。

西洋占星術の世界には、有り難いことに、正解も不正解もありませんし、手順やルールといったものもありません。だからこそ、最後はチャートを紐解く人の手に全てがかかってきます。その人が、どんなチャートのどこから、どういう情報を降ろしてくるのか。それはそのまま、チャートを紐解く人の価値観や人生観といったものを反映しているのです。

最初にチャートに六芒星を見つけた時、必ず、この地震の日の六芒星の『元』となる六芒星がどこかにあるはず、と直感的に感じました。何故そう思ったのかは分かりません。どこかでそんな記述を読んだ記憶もありません。

その時、ふと思い出したのが以前、この世界に恐る恐る足を踏み入れて、右も左も分からずにいた頃に偶然耳にした「ハーモニック・コンコーダンス」というイベントのことでした。

このイベントについては、2004年の10月に書いた、まだ初々しい(笑)考察記事の中で少し触れているのでご参照ください。
☆星祭り→041029・ペンタゴンのハーモニック・コンコーダンス考察☆

これがその時、天界で起った六芒星の図です。
$wakaleido-scope by hippy "m" 若夏-20031109harmonicconcordance


この時の六芒星は、天界で6つの星が全て整うというレアなものでした。つまり、この日この瞬間、地球上のどこの国でもどこの地域でも、この六芒星のエネルギーが平等に降り注いだことになります。

六芒星のエネルギーが先にも書いた通り『祈り』のエネルギーなのだとしたら、この日、地球はこの六芒星によって『祈り』の祝福を注がれていたということになるのでしょう。

話を進める前に、ここでもう少しだけ、六芒星の考察をしておきたいと思います。

これは、わたしが2005年~2008年にかけて、敬愛するクリスタルワーカー、JaneAnn Dow女史のワークショップに参加し、そこで出会ったクリスタル界の仲間たちと過ごした日々の中で学び得た情報です。

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まず、恐らく、三角という形はある種の「情報」を示していると考えられます。JaneAnnの著書『クリスタル・ジャーニー』では、人間の身体を取り巻く「霊体」つまり、一人の人間の、一番外側に存在していると言われているエネルギー体が、三角形で描き表されています。

わたしがある時の瞑想で感じたのは、三角形という形は、宇宙や宇宙的存在から見た人間を象徴しているのではないか、ということでした。(その時の瞑想では、三角形に対して、円は、クリスタルを表しているように感じました。)

JaneAnn曰く、この三角形は、普段はその人の身体に頂点を向けているけれど、その人の魂が肉体を去ろうとする時には逆に外側を向いて肉体から離れていくのだそうです。

ここに、三角形の向きの重要性が見えてきます。▽と△の2方向の三角形です。この2つの三角形の頂点を見ると、方向性があることが分かります。下向きの三角形は「降りてくる、降り注がれる」イメージがしますし、上向きの三角形は「上昇する、発信する」イメージがあります。

つまり、この2つの三角形は「受信」▽と「発信」△ということになるわけです。

もう一度、先ほどの六芒星を見てみましょう。
$wakaleido-scope by hippy "m" 若夏-20031109harmonicconcordance


チャート上の六芒星が、上向きの三角形△と、下向きの三角形▽の2つから形成されていることが見えます。この2つの大きな三角形は、以前の記事でご紹介した、グランドトラインになります。

こう考えると、この六芒星は、わたし達が地球上から発信する情報と、宇宙から降りてくる情報の2つが均等に交わった形だということが分かります。

「発信したもの」に対して「降りてくるもの」、そしてそれらが美しく重なり合った形だからこそ、「祈り」のエネルギーがそこに生じるのではないでしょうか?この形は祈りであり、同時に、祈りが届いた後に地上に、宇宙に、起こるハーモニーを表しているのではないでしょうか?

最後に、ここで前回のブログで検証した三浦知良選手のゴールの瞬間のチャートをもう一度見ます。
$wakaleido-scope by hippy "m" 若夏-20110329_kingkazuhexagon


チャート上に現れるグランドトラインという大きな三角形は、それ自身の中に対角線を持ちませんから、中心点がありません。というより、通常、書き表されることはありません。ですが、このグランドトラインが2つ、上下に重なる時、それぞれの三角形の3つの頂点から、相手側の三角形の頂点に向けて、対角線が生まれます。そして、これら3本の対角線が交わる場所に、「中心点」が生まれます。

実は、ホロスコープチャートの中で、一番重要なのがこの「中心点」なのです。例えば、上で示した三浦知良選手のゴールの瞬間のチャートでは、三浦知良選手自身を象徴するチャート(誕生チャート等の)は使用していません。

ここで使用されているのは現代日本象徴チャートと、その外枠に手描きで書き込んだ「三浦選手がゴールを決めた瞬間に、天界に広がっていた星の配置」という情報のみです。

それがどうしてあの瞬間の三浦知良選手を表すのかと言えば、あのゴールを決めた瞬間、三浦選手が、日本という国に存在していたから。この六芒星の中心には、三浦知良選手の姿が表されると同時に、あのゴールの瞬間、日本に居て、日本という国に関わり合ったわたし達ひとりひとりの、姿が表されてもいるのです。

だからこそ、あの"King Kazu"のゴールが素晴らしかったのです。三浦選手がご自身で語られたように、あのゴールは、みんなの力が集まったからこそ、実現したゴールだったのです。みんなの祈りが形となって、この現実世界に表われた「ゴール」だったのです!

このようにチャートの中心には、そのできごとに関わった主役が位置するということから、わたしはホロスコープで一番重要なのはチャートの「中心点」だと捉えています。

先日のスーパーフルムーンの記事①スーパーフルムーンの記事②で検証したように、「中心点」には、中心点の外に広がる天体達のエネルギーを集中させることが可能です。そしてそれらのエネルギーが集中した時、中心点には「現状を超越していくマジカルなパワー」が起こるのです!

調和的な「祈り」のエネルギーを秘めた六芒星。この六芒星が潜在的に持っているパワーが、現実世界に起こる時、どのような未来がそこに待っているのでしょうかキラキラ