2006 1.30のブログより転載。

一方で、その人の始まりの時にそこにあった
天体が、今、どこまで時を進めたのか、という
ことを示すのがトランジットチャート。

だからこそ、現在進行形の、その後のトランジット
チャートを重ね合わせると、その後のその人の人生に、
今何が起きているのかがわかる。その人の魂が、何を
学ぼうとしているのかが見えてくる。

現在使われているメジャーなチャートには、10個の
天体と12のサインと12のハウスが記されている。
つまり、それだけの複雑に絡んだ要素を持っている
のが、チャートという時計。

単純に、その人のネイタルチャートにトランジット
チャートを掛け合わせるだけでも、10×2、12×2、
12×2という情報が絡み合う。

だからこそ、☆を知り、チャートという時計に目盛り
を合せて生きていくと、複雑で精密で、繊細な時間軸
が絡み合い、人生がより立体的に、ダイナミックに
動き出すのではないだろうか?

一昨年ぐらいから、自分の中に複数の時間軸が出来
上がりつつあるのを感じていた。関わる事象によって、
進むスピードや密度が全然違うのだ。何故そんな風に
感じるのだろう?と不思議に思っていたけれど、ひょっ
としたら、それは、あたしが、チャート上の色んな
ポイント、色んな目盛りに、色んな時計の針を合せて
いるからかも、って思い始めている。

そして、その一つの時間軸が、 ネイタルチャートの
アセンダントを太陽が通過する時と、1h内で新月が
起きる時。どちらも、基本的には1年に一度しか起き
ない現象だから、ソーラーリターンとはまた違う、
1年かけて時計が戻るリズムがそこで起きる。

去年、新しいリズムを作りたくてその日にブログを
立ち上げるということで、アセンダントという目盛り
に針を合せてスタートを切った訳だけれど、始めた
当初は想像もしていなかった様々な可能性も見えた。
そして、あたし自身も、確実に変化したのを感じる。

来年の今頃、チャートを一周して、再び針がリセット
される時にはどんなあたしがいるだろう?