1-1で、大ざっぱに12区分、という話をしましたが、では、
その大ざっぱな区分での占いと、わたしがセッションの時に
使う西洋占星術は、どう違うの?ということを説明します。

西洋占星術で個人の方をリーディングしていくときに、
まず、ネイタルチャートという、その方が生まれた瞬間の
星図を作ります。それに必要なのが、
・生年月日
・生まれた時間
・生まれた場所
どの情報も、正確であれば正確であるほど、より正確な
判断材料が用意できることになるのですが、それはつまり、
例え、生まれた病院が同じでも、生まれた時間が一分一秒
でも違えば、全く同じネイタルチャートにはならない、
ということに繋がります。

ですから、例えば、お誕生日が同じだって、生まれた年が
違えば、もちろん星図も違います。同じ日、同じ時間に、
別の地域で生まれても、星図は変わってくるのです。
それぐらい精密な図を、判断材料を使ってリーディング
していくのが、西洋占星術なのですね。

でも、12区分なんでしょ?!って??

いえいえ、違います(笑)
冒頭の方でご紹介した12区分の占いというのは、その
方がお生まれになった時に、太陽が何座にいたのか、と
いうものになります。

西洋占星術では、ひとつの星座を30度に分割して、太陽は
一日約1度ずつ進行しているとする、という約束事がある
ので、太陽がひとつの星座を移動している間の約30日間は、
どの日、どの時間、どの地域に生まれても、その星座生まれ、
とするのが、12区分のいわゆる、「星座占い」となる訳です。

でも、ちょっと考えれば、12星座x30→360。
一年は、365日~366日あるのに、もうここだけでも、
12区分に矛盾が起きますよね?(笑) つまり、それだけ
一般的な「星座占い」は大ざっぱ、ということ!!

ある星座の最後の日に生まれた方は、きちんと調べると、
その年の星回りによっては次の星座に入っている、という
可能性もあるんですよ(^^) 

また、同じ年の同じ日の生まれでも、太陽が次の星座に
移動する境目がその日の中にあれば、生まれた時間に
よって、太陽星座が違う、なんていうこともあり得る訳
なんです。