尼僧に関する集成 ソーマー尼②

 そこでソーマー尼はこの様に考えた。

 「詩をとなえているこの者は誰なのだろう?

  人間なのであろうか?あるいは人間ならざるものなのであろうか?」と。

 続いてソーマー尼はこの様に思った。

 「これは、悪魔・悪しき者が、

  私に身の毛もよだつ恐怖を起こさせようとして、

  瞑想を止めさせようとして詩をとなえているのだ」と。