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森之助がいく  vol.364

『 ちょっと小話 』

このところ帰宅時間が早く、晩ごはんのあと夜の時間が長い。僕は、普段、予習は早朝に起きて行うので、ケーブルTVで映画を見てダラダラ過ごす。

この前見た、シルヴェスタ・スタローンが殺し屋役の映画で、ヒロインがスタローンに語る小話があった。その話は...

すごく寒い冬の日にスズメが空を飛んでいました。あまりの寒さにスズメは凍えそうになって、地面に降りてきました...

そこに牛が来て、スズメにフンをかけました。
でも牛のフンはとても暖かく、凍えそうだったスズメはとても快適になり、上機嫌でピーピー歌い始めました...

するとネコがやってきて、フンをかき分け、スズメを見つけて、パクッとたべてしまいました...

この話の教訓は、フンをかけるものが必ずしも悪いものではなく、フンをかき分けるものがいいものとも限らない。それと...
嬉しいからといって、あまり浮かれすぎるのはよくない...ということです。

なかなかしゃれた小話だ。

もう一つ、今度は僕の創作した話だ。

あるバーでの話。バーのマスターにある常連の男性客が言いました。

「マスター、実は俺、明日ある女性にプロポーズしようと思うんだよ」

マスターは、うまくいくといいですね、と言い、店のおごりですと、テキーラのショットで乾杯した。

男が帰って、しばらくして一人でやってきた、これも常連の、女性客。お酒の強い彼女は、珍しく酔っているようで、バーボンを飲みながら、しんみりと言った。

「マスター、私明日、ある人からプロポーズされると思うんだけど、その人の気持ちは嬉しいんだけど、断るつもりなの。」

さっきの男性客がこの女性に告白するんだと、マスターはすぐにピンときた。

同じ男としては、さっきの男性客のために何とかしてあげたいんだけど、こればかりはどうにもならない。「そうですか...ちょっと切ないですね」と言い、テキーラのショットを、店からのおごりですと...

その時マスターが思ったことはただ一つ。男性客と女性客の店に来る順番が逆じゃなくてよかった...

この話の教訓。先のことは分からないほうがいい。

それと、何事も順番は大切。

あー、僕ってやっぱり作家の才能はないみたいだ  ^^;。