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森之助がいく  vol.283

『 アゲイン –28年目の甲子園– 』

子供の頃から、野球が好きだった。
小学校の頃は、気も弱く、背も小さく、
もっぱら8番ライトか補欠が指定席
だったが、ピッチャーやサードをやって
みたかった... ^^;

「アゲイン–28年目の甲子園」(大森 
寿美男  :重松 清 原作)は、マスターズ
甲子園を目指すことになる、40代半ばの
元高校球児たちの話だ。

今はプロ野球しか興味がない僕は、
高校野球はあまり観ない。
しかし、その昔は、甲子園で白球から
繰り出されるドラマの数々を目に
してきた。

古くは、奇跡のPL逆転劇、荒木大輔
の大ちゃんフィーバー、鳴門の
やまびこ打線、桑田・清原のKKコンビ、
松坂大輔の伝説のピッチング、最近なら
ハンカチ王子(最近でもないか^^;)

...といったところだ。

物語は、マスターズ予選の決勝戦前
あたりから、もう涙で字がかすんで
読めなくなる。

思うに、野球の醍醐味は、プロ野球
であれ、高校野球であれ、草野球
であれ、

「一球入魂」という言葉に尽きる。

相手との勝負、自分との勝負、そして
勝ち負けの先にあるもの...

投げるほうも、打つほうも、全ての
ドラマは、この一球から始まる。

試合の時のみならず、家族との
キャッチボールでも、一球に込め
られた想い...

「夢」という言葉が気恥ずかしく、
使い古された感がある、今の世の中で

もう一度自分と向き合い、夢を描こう
とする各人の想いが、すがすがしい。

あ〜、野球が好きでよかったあ。
でも、ホント、涙がとまらない^^;。

歳をとって涙腺が緩くなっている、
そんでもって野球好きの人には、
要注意の本です。