『 もとにあるもの 』 ( 森之助 345 ) | hippocket33のブログ

hippocket33のブログ

ブログの説明を入力します。

森之助がいく  vol.345

『 もとにあるもの 』

「真夜中のパン屋さん(大沼紀子)」を
読んでいる。営業時間23:00〜29:00まで
のパン屋さんの話だ。

ユニークな登場人物が一人一人もつ歴史
と、支えたり支えられたりの今の生き方
に、ジーンとなる物語。

当然のことながら、たくさんのパンが、
その作り方から始まって、どんどん登場
する。どのパンも、パンに愛情をどれだけ
こめられるか、ということがおいしい
パンづくりの秘訣だ。

我が家でいうカミさんのオニギリだな、
と思った。愛情は照れくさいので横に
置いておいて、とにかくデカいのだ。

カミさんは手が大きく、その手で作った
オニギリは、サイズが市販の1.5倍ぐらい
ある。

お出かけの時は、このオニギリに、
子供たちも僕も世話になった。何かの時
に、オフクロが子供たちにオニギリを
作った時、おばあちゃんのオニギリ
小さ〜い、コンビニも小さいんだよ、

と2人は口をそろえて言っていた。

我が家ではカミさんの作るサイズが
標準サイズだ。^_^

オニギリのおかげかどうかは別にして、
おかげで子供たちも僕もすくすくと
育った。

先日、4月から社会人になる息子から、
配属が東京に決まったと連絡があった。
オフィスの場所は日本橋、息子が暮らす
寮は東京寄りの千葉にある。

32年前、西船橋の寮から、八重洲の
オフィスに通っていた頃の自分とダブる。
そして、その職場で親友やカミさんと
出会った。

何か食っておきたいものあるか?と聞くと、
特にないけど、ママのコロッケとオニギリ
食べておこうかな、と言う。(娘も息子も
カミさんのコロッケが好きだ)

息子よ、お前もか。桃太郎にはきびだんご、
旅立つ若者にはオニギリが必要だ。

今さら、子供たちに僕のエゴを押しつける
つもりはさらさらないが、娘よ、どうか
おいしいオニギリを作る女になってくれ。
息子よ、おいしいオニギリを作る嫁さん
をもらってくれ。

基本にあるものが、自分たちのエネルギー
の源になる。それさえあれば大丈夫だ。

そんな風に思った3月の初め。
旅立ちの季節。