『 お金の考察 』( 森之助 336 ) | hippocket33のブログ

hippocket33のブログ

ブログの説明を入力します。

森之助がいく  vol.336

『  お金の考察  』

「億男」(川村 元気 著)を読んだ。
宝くじで3億円当たった男の話だ。

うーん、と唸らされる内容が途中でてくる。

以下、一部ネタバレ注意↓

主人公が競馬で大儲けしている男と、
競馬場の超VIPルームで会って話す場面が
ある。男は、自分のポケットマネーで、
自分と主人公の分、それぞれ100万円の
お金を予想した馬に賭けて、

部下らしき男に命じて、馬券を買わせる。

その馬は1着で、配当は100倍以上、万馬券
となり、主人公は労せずして、1億円を
手に入れる。

次のレースに、男は「確実に来るから」
と、互いの1億円をある馬に賭けて、
結果、見事外してしまう。主人公の手元
に残ったのは、ゼロ円。

この話には続きがある。実は、男は、
自分の分は賭けたけど、主人公の分は
買っていなかった。

つまり、主人公にしてみれば、自分の
頭の中だけで、1億円のお金持ちになった
り、一気にそれを失ったりしていたのだ。

男いわく、「お金とはそんなものだ」と。

うーん、これは、なかなかすごい話だ。

つまるところ、使わないお金には、思って
いるほど価値はないということか。

まあ、だからといって、なるべく貯金せず
に使い切る、というわけにもいかないんだ
けど...^^;

お金には交換・尺度・保存の3つの機能
がある。実生活の中でそれぞれの機能が、
ほどよく働いていればそれが一番いいん
だろうけど、そのバランスが崩れ、

俗に言うお金に「支配」される度合いが
強くなると、しんどいことになる
(と思う)。

常に人と比べたり、身の丈を超えて欲し
がったり、貯めることにシャカリキに
なったり...

この本のテーマである「お金と幸せの
関係」は僕にもよくわからないけど、

自分の普段の消費生活を振り返って、
(「身の丈に合わせて、過度に欲しがら
ない、無理なガマンをしない」って感じ 
^^;)

なんとなく、そんなに悪いお金の使い方
でもないような気がした。

そんな話を寝る時に、カミさんにすると、「へ〜、でもあなたって、よくお金持ちに
なる系のハウトゥ本読んでるじゃない?
あれは、どうなの?^_^  支配されて
ないの?」...

たしかに〜 ^^;  ...  僕は、あれは研究の
ためだと、苦しい言い訳をして、明日7時
に起こしてくれよ〜、と言って、慌てて
眠る。

(すいませーん、もっと働いて、一緒に
美味しいもの食べに行ったり、旅行行った
り、メイドさん雇ったりできるように、
頑張りまーす。あー、僕もしっかり支配
されているなあ^^; )

年末ジャンボ宝クジ買おうかな。