
また開業が多い店舗についても「居酒屋/キッチンカー/弁当&総菜店/バー/カフェ/ラーメン店/イタリア料理・・・」といった話しも聞かれますが、こちらも信用できる調査データがありとか聞いたことはありません。
客観的に見るとカフェやバーは客単価も低く回転が悪いので経営が難しいでしょうし、体感値としては居酒屋やラーメン店は客単価も安い上に次々と新店がオープンするので、どんな人気店でも近所にもっと人気店が出店したら終わるってのは分かります。
東京と言う街に住んで思うのですが、さすがにラーメン店(含む町中華)や居酒屋は多すぎますね。ラーメン店の隣にラーメン店とか居酒屋の隣に居酒屋ってのも結構あります。そりゃ厳しいに決まってますよ。最初から競合店のいる場所に出店するんですから。
飲食系コンサルが言ってる事を全否定するつもりはありませんので、ある程度は事実なんだと思います。とはいえ極端な廃業率が示すのは「飲食店開業をする方の多くに経営観念が無い」のは事実でしょうし、それは「最初から潰れるのが確実な店だった」という例も多いでしょう。
でも今って例えばUSENさんの開業支援サイト(コレ)みたいな無料のネット情報はあるし、YouTube動画で様々なコンサルやオーナーのメッセージも見られるし、国内ビール4社も繁盛店サポートページを作って支援活動してますし、業販酒問屋さんも様々な相談に乗ってくれると思います。
私も知人の店舗オーナーから「もっと儲ける方法ないですかね?」と簡単に聞かれますが、こちらも「ウーロンハイの原価って1杯35円ぐらいですか?」と聞くと口ごもっちゃう。たぶん原価計算して無いんでしょう。
まだ計算してないぐらいなら良いのですが、サービスのつもりでお酒を多めに入れちゃってたりしたらアウト。店の1杯利益は減るし、お客さんは早く酔っておかわり注文しないし、早いピッチで複数杯飲む人はいつものペースで飲むと泥酔しちゃう。さらに常連客は体を壊す。
もしウーロンハイの1杯原価が35円なら、客数の少ない月曜日に「毎週月曜はウーロンハイ2時間500円デー」とかやればいい。14杯飲まれても原価割れしません。「1杯500円のウーロンハイが2時間飲み放題!(但し1人につき料理1品以上ご注文ください)」とか書けば人気出そうでしょ。
たとえば「月曜はスタッフ全員お休みの店長ワンオペなので、ごめんねウーロンハイ終日200円デー」とかでもいいですよ。こうやれば店長好きが集まって常連客にとってのオフ会みたいになるかもです。スタッフを休ませられますしね。
あと経営が厳しいと言いつつ「Googleビジネスプロフィール(コレ)」を登録もしてない人が結構います。こんなの食べログやぐるなびやる前にゴリゴリに活用しないとですよ。だって無料ですから。ここから登録できます。
飲食店の廃業率がこんなに高いのはにわかに信じがたいんですよ。人生を賭けて独立開業する方もいるわけで、そういう方は単に廃業と言うより人生の岐路に立たされるわけですよね。
私には1日数時間の睡眠時間以外はお店に出るという飲食店オーナーみたいなことは出来ませんが、それを毎日出来てる方々は心から尊敬してます。
ぜひメニューごとの原価率を計算して、赤字を出さず客数を増やすイベントやキャンペーンを構築し、ネット上の様々な情報の中から有益な物をチョイスして自店に活用して繁盛店を目指してください。ちなみに私の飲食店検索はGoogle一択です。