2019秋Paris親子3代旅行記その1なぜパリへ？

2019年秋に父(半身麻痺&肺がん&高血圧&やや糖尿)と母(健康良好)と私と娘の3世代でパリに1週間滞在した時の珍道中を記録します

その1  

なぜ半身麻痺の父を海外へ連れて行くか　編

まず私の父の紹介を軽くします

旅行当時69歳　現在70歳

25年くらい前に脳梗塞で倒れ瀕死の状態から奇跡的に助かる。

後遺症で半身麻痺、ことばがうまく話せない

でもこっちのいうことは100%理解できる

例えば　「あ」と言いたくても「え」と言っちゃうのでなかなか言いたいことがわかってもらえない。

でも持ち前のスーパーポジティブな性格で、後遺症があってもリハビリに励み、普通に生活は出来ております

後遺症があっても1人で杖ついて山に登ったり、どこにでも出歩き、将棋センターに1時間以上かけて電車で行ったり… 

なんでもできると思っていました

もちろんできるんですが…

やると言ったらどんなに止めてもやるタイプの頑固な性格もあって…

ここから旅行のやりとりが始まります

父(こう言ってるというイメージで書きます)

「海外へ行ってくる」

私

「ん？　海外？　どういうこと？山には1人で行かないでって行ったから？　じゃあ今度は海外って…？」

「1人で行く」

「はい？　1人？」

　とうとうボケてしまったかと思った…

「アメリカ」

「…」

　もうどうしたんだろう… 大丈夫かお父さん…

「ホテルはここ、1番安いホテル」と海外旅行のパンフレットを熟読してた

「なんでアメリカ？海外行きたいならアメリカじゃなくてもよくない？　韓国とか台湾は近いよ」

「自由の女神を見て、2泊3日くらいで帰ってくる」と言ってマンハッタンの地図を見せる

「そ、それだけ〜？自由の女神見たいの？2泊3日？　時差って知ってる？飛行機めっちゃ長いよ」

「関係ない」←これだけははっきり発音することができる

「でたー関係ない… あのねお父さんさ…1人では無理」

「なんで ？」

　なんでじゃないだろ〜

　「飛行機1人で乗れるの？なにか問題あったら困るからね一応障がい者だし…付き添いは絶対必要だよ」

実はなにを言っても納得せず、すでに1人で旅行社にも行ってたことが判明

後日一緒に旅行社にも同行させられて予約したかったらしい　どう考えても無理です

付き添い必須でものすごい高いお金がかかることを旅行社でお伺いしまして、少し凹んだ父でした。それでも諦めきれてない様子

　旅行社まで行くとは相当行きたいのね…

　　実は数年前に妹と一緒にオーストラリアには海外旅行に行っています

その時に取ったパスポートの期限がそろそろ切れるしな…

当時結婚したばかりの妹は無職だったので妹と一緒にアメリカ行ってくれば？とすすめました。　妹もいいよって言ってました。

「1人で行く」

と言って結婚したばかりの妹と行くのはご主人に悪いと思っているようで、妹の同行拒否

それでもなおアメリカに行きたいらしい…

「じゃー私と行く？」とほとんど投げやりで聞いてみた。私は仕事あるしお金も時間もないし行けないけどね… と思いつつ

「行く？」と目がキラッとなる

「あーーーでもね私は行けるかわかんないんだけど… 私はアメリカは特に今行きたいって思ってないし… フランスじゃダメかな？」

「いいよ」そ、即答

「えいいの？　フランス行きたいの？」

なにこの変わりよう…

「うーん」

あ…全然フランスのこと知らないっぽい

　「フランスは本当に歴史もすごく感じるし、食べ物も美味しいし、なによりフランスなら私はParisだったら少しはわかるから、ニューヨークよりかはいいかな…」

「歴史勉強する」

「じゃあフランスでいいのね？パリに行けばそーいえば自由の女神あるよ！じゃあパリに行こうね。1週間のParis滞在で約10日くらい家をあけるからね」

「長いな〜3日でいい」

「ダメですお父さんみたいにゆっくり歩いてたら3日しかいなかったらせっかく飛行機代払うのにただ体力を消耗してほとんど観光できません！ゆとりを持つためにも最低1週間は滞在します」

ということでまずは時期と飛行機の予約

その後旅行保険

パリのアパートを借りて(ホテルより安い)キッチンも使える方が日本食も作ってお父さんに与えることもできる。

旅行社のように動き始めました

私と父だけだと心配だな… フランス語も話せる娘も一緒に来てもらおう

さらに母も同行し親子3代での旅行の添乗員をすることになりました

なんだか本当に珍道中でしたが1年前のことをゆっくり少しずつ記録していきたいです。

ブログの記事のカテゴリー2019秋Paris親子3代旅行記に入れていこう。

長文すみません次回からは短くしよう

その2へ続く