ネットフリックス(Netfilx(NFLX))の株が急落している。
決算書を見ていると、特徴が見えてきたので、その対策を考えたい。
（個人的な見解が含まれます。）
・値上げとコンテンツ不人気により、米会員が13万人純減
・米国外の契約者数の純増しているが、自社予想の半分
このニュースにより株価が急落している。
気になったので2019のQ2の４半期決算を見てみた。
下図は、Netflix社が出している世界の加入者数の増加の予想と実績。
見てわかった事
・Q２は予想を下回ることが多い。
・Q4、Q1に向けてが予想を上回る傾向がある。
・今回の予想の外し方は大きいが、他の時期も大きく外している。
予想が灰色、実績が緑
As a reminder, the quarterly guidance we provide is our actual internal forecast at the time we report. We strive for accuracy (not conservatism), which means that in some quarters we will be high and other quarters low relative to our guidance. In Q2’19, our membership growth forecast was high.
Our missed forecast was across all regions, but slightly more so in regions with price increases.
---------------意訳-----------------------------
私たちの社内の予測であり、できるだけ正確に予想のレポートを出そうとしている。
（保守的な予測ではない。情報を隠しているのではない。）
Q２の会員増加数の高い予測に対し、実際は低かった。
私たちの予測が外れたのは、全ての地域にまたがっている。
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つまり、全然予測できてない。って白状している様に見える。
確かに、どのコンテンツがヒットするかの予測は困難だし、
世界190ヶ国でサービスを展開しているので、更に予測が難しいのであろう。
これは仕方がないと思う反面、前評判やアクセス数をもう少し丁寧に分析すれば
精度はあげられるのではないかと思う。
この傾向から考えた対策は
Q２で予想を下回ったら、株を買って、Q3Q4あたりで売り抜ける
これを繰り返せば良いんじゃないかと思われる。
他の競合他社の動きも気になる所ですが、
ネットフリックスは有望だと思っているので、下値で買いたいと思っている。
有望だと考える理由
・ヒットのシリーズ物に力を入れ、上振れ、下振れをコントロールしている。
・ディズニーに対抗して、日本のアニメ業界と提携しアニメに注力している
・自社コンテンツの作成に力を入れ、長期の差別化を図っている。
・ライセンス料のコストダウン
・顧客を囲い込み
・コンテンツは蓄積され、強みが増していく
・自社で人気キャラクターを生み出せばキャラクタービジネスに広げられる
・広告ビジネスができる余地がある。（今はブランドを高めている段階と推察）
・安いプランと高いプランで広告の有無を分ける
・トップページ、動画の合間、作品中の広告など
ちなみに、Netflixの決算書によると、
2019のQ3は「Stranger Things season 3」がおすすめで、
出だし２週間の実績は好調らしい。
企業分析もかねて、ちょっと見てみようかと思う。
