バッグ紛失の続き。
黒部ダムのレストハウスに管理のおじさんがいる。
そこで、事情を訴えます。
どこで失くしたか、全く記憶がありません。
考えられる限り
探してもらうしかない。
しかし、何故か
あまりの出来事に他人事のような。
妙な解離感がありました。
まあ、カードを止める電話すればいいし
財布にはなかなかの現金が入っていたが
それも厄払いと思えばいいし
手帳は命の次に大事だったが
人生一からやり直せという、お告げかもしれないし
などなど
連絡を待つ間、走馬灯のように駆け巡る。
でね
結論は、あったんです。
ダムのてっぺんの方に届いていました。
今日は大雨警報直後だし
コロナだし
人出は、少ない
善良な方たちばかりだったのだろうか。
あああ、ありがとうございます。
そして、
また、今しがた降りてきた、なかなか急な階段
もう一度登って取りに行くのでした。
黒部は、昨夜とうってかわって、ピーカン晴れ。
汗をだらだら流しながら。
階段の数、半端ない。
昇りましたとも。
わたくしは
この日のために、十数年、筋トレして
毎日ヒンズースクワットしてきたのだと
実感いたしました。
すでに
ダムを見るために
220段上がっている。
気圧は低い。
死ぬほど汗をかき
心臓バクバクさせて
目的地に到達。
中身を全て確認しましたが
盗られたもの無し。
ありがとうございます。
時間は昼近く。
この日のすべてのエネルギーを
消費しましたが、行程はまだまだ半分にも至りません。
そして
汗でびしょ濡れになりながら
この先の室堂目指して
ケーブルカー
さらにロープウェイ
トンネル内を電気バス
と乗り継ぎながら
頂上の室堂へ