宮崎駿の新作
宮崎駿の新作はいつ見られるのでしょうか。そうした問いに答えるように、鈴木敏夫さんが話をしています。
rockinon.com 中村明美の「ニューヨーク通信」2020.05.22 14:50の記事「宮崎駿監督の新作、現時点で36分完成。公開まで少なくともあと3年はかかると、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーが米メディアに語る」はとても参考になる記事です。資料として下に引用します。
https://rockinon.com/blog/nakamura/193969
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宮崎駿の新作『君たちはどう生きるか』の最新情報をスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、『Entertainment Weekly』誌に語っている。鈴木プロデューサー曰く「宮崎駿が今作っている新作は、壮大な空想物語である」そう。
以下記事の要約。ちなみに、このインタビューは鈴木プロデューサーが通訳を介して行なったものであり、英語の記事として発表されたものをここで日本語にしているため、細かい語句や言い回しなどが、ご本人の発言とは少し違っている可能性があります。内容は合っているはずです。
――新作のこれまでにないアプローチについて。
年を取ってからも作品を作り続ける監督は多くいます。宮崎がまた映画を作りたいと言った時、私は、それはあまりいいアイディアとは言えないと思うと言ったんです。彼はすでにたくさんの偉大な功績を残しているわけですから、ここで復帰して、過去にすでにやったことと同じことをやるわけにはいかない、とね。
そこで生まれたアイディアのひとつが、今までで最長の時間をかけて、過去最高の製作費で作るというのはどうか?というものでした。それが新しいアプローチとなりました。
――完成時期について(コロナ禍においても、これまで通り制作は続いているとのこと)。
今もすべて手描きで制作しています。ただ、今作は、これまでの作品よりフレーム数を増やしたので、これまで以上に時間がかかるんです。
例えば、『となりのトトロ』を作った時は、アニメーターは8人で、8ヶ月で制作しました。現在、宮崎が取り組んでいる最新作には、アニメーターが60人います。しかし、1ヶ月に1分間しかできません。つまり、1年間の12ヶ月で、12分間の映画が完成することになります。この作品にはすでに3年間費やしているので、つまり、36分間できているということです。これから3年後の完成を目指しています。
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以上、サイトの記事からの引用です。
記事は2年前の話です。3年間で36分の長さが完成。それから3年でやっと1時間を超える計算であるということですね。来年完成するでしょうか。
いずれにしてもしっかりした作品を完成させるには、長い時間が必要ですね。
小説も同じです。モーツアルトタイプで、すらすら書ける人も世の中にいるのかもしれませんが、私は遅筆です。考えて考えて書くので、一日1枚書けるか書けないかで、1年に200枚書けないので、あと何冊本が出せるか、とても不安です。しかし、丁寧に、心を込めて書いていきます。誠実に、一歩一歩進んでいくしかありません。
龍神様にお祈りしながら書いています。
