きみは突然 練習から外れグランド脇のフェンスにもたれ
涙をためていた


5分たち 10分たち

30分たち

時間ばかりが過ぎていく

その間も一人声をかけ

二人声をかけ


シビレを切らしたオバチャンは、

『戻るタイミングだよ、みんなが待ってくれてるやろ。

サッカー好きなんやろ

このままじゃいけんって自分でわかってるやろ』


素直になれない君がそこにいた

みんなから外れた自分を悔やんでいるんだと思う

みんなが来て声かけてくれることが、嬉しいんだとおもう


でも でも

何故か素直になれない


サッカーが好きで続けた4年間

最初から


素直な子ではなかったけれど


君がいたから築きあげた仲間意識があったよね



素直じゃない君

以上に、

仲間のために一生懸命な君がいたから

それを見てきたから


一つ成長して強くなってほしいと思う


少年団はそれが

仲間同士一緒に出来る場所だ

仲間のために自分も心を強くするんだよ


仲間が君を励まし支えてくれるから


君も支える側の仲間になるんだよ



『行こうよ。』
みんなが迎えに来る
6年生がきてくれて
やっと君は仲間のもとへ

そんな少年団が大好きだ。

がんばれ子どもたち。
いつまでも応援するよ


10歳11歳12歳の

心の葛藤をそばで見続けていきたい。