「情報鎖国」日本 | 日小田良二オフィシャルブログ Powered by Ameba

「情報鎖国」日本

本日、大分市で「不戦を誓い平和を考えるつどい」が開催されました。


講演会の講師にイラク支援ボランティアの「高遠 菜穂子」さんを招聘して行われました。





「イラクから見る日本~暴力の連鎖の中で考える平和憲法~」という演題で講演されました。


本人からの ”メッセージ ” eye01

「平和」な日本で、戦争を知らず、憲法など身近に感じたことなどなく育った私自身が、イラクで初めて日本の平和憲法の「ブランド力」の高さに感嘆する。その後、日本のイラク戦争への積極的参加はそのイメージを大きく変えた。国際ニュースが極めて少ない「情報鎖国」の日本では、知ることが難しい日本の姿。「平和の国ニッポン」は今なにを求められているのか。


彼女のプロフィール

2000年インドの「マーザーテレサの家」、2001年からタイ、カンボジアのエイズホスピスでボランティア活動、2003年5月からイラクで活動開始、2004年4月にイラク・ファルージャで現地武装勢力に拘束される。現在、イラク人道・医療支援活動を継続中。


今日の講演で彼女が訴えたのは、「情報鎖国」日本を「外」から見る努力を! でした。


何故、イラク戦争が起こり、何故、部族対立が激化したか、そして何故、ISが台頭してきたかを詳しく、真実を語っいただきました。


日本が大きく変わったきっかけは、「対IS」有志連合国として名前を連ねた時からで、その4カ月後、シリアで日本人人質事件が起き、安倍首相の2億ドルスピーチが引き金となった。


イラクでは、「平和国家ジャパン」のブランドイメージが誤解されるようになり、「人道支援と言いながら、また私たちを殺す側にまわるのですか?」とか、沖縄で憲法九条が刻まれた碑を読んで「戦争放棄とうたっていますが、戦争のサポートはいいのですか?」とか聞かれるようになったと・・・


世界は今、「国境なき戦争状態」に突入してしまった。現状を見誤ったまま、間違った方法で突き進んでいる。日本を知るために日本の姿を外から見てほしい。どんなに離れていても、日本は世界とつながってることを感じてほしい。


「対テロ戦争」とは何か理解し、「テロを生み出す各国の背景を理解し、再建プロジェクトで過激派に流れる若者を止める。「負の連鎖」を抜け出すために!


「戦争をしない国」から一歩先へ  「戦争を止める国」へ  平和憲法を持った日本ならできる!