日本版NSC
安倍首相がこだわる日本版NSCの創設関連法が特別委員会で審議入りしました。
同時に、特定秘密保護法案も閣議決定され国会に提出されました。
アメリカにならって日本も安全保障会議を創設するというもので、表向きは官邸が情報を吸い上げ活用するシステムを構築するといっています。
しかし、日本版NSCと密接に絡む特定秘密保護法の関連を考えれば戦前へ逆行すると言っても過言ではありません。
最終的には、言論の統制や政治活動への規制へと繋がっていくと考えられます。
右傾化と圧政は同時進行します。これまでの歴史を振り返ったとき、時の政権が本当の民意を吸収してきたことがあったでしょうか?
野党の民主党すら特別員会の設置を受け入れています。情報公開法の改正案の付託を条件にしていますが、果たしてその真意は?
最初から条件を出し、その引き換えということでは野党を一つにまとめることはできません。臨時国会で法案成立を前提にしていると言われてもしかたありません。
一方、アメリカの情報機関がドイツのメルケル首相の通話を盗聴していたとして大統領自らが抗議の電話をオバマ大統領にしたと報道されています。
この実態こそが真実であることを私たちは過去の教訓から学ばなければなりません。