事務事業評価 | 日小田良二オフィシャルブログ Powered by Ameba

事務事業評価

昨日に続いて視察報告をします。今日は、飯田市の「議会における行政評価」についてです。大分市市議会では、本年度より9月議会のなかで「事務事業評価」を行う予定で現在準備中です。


今回の視察では、評価基準や評価方法、日程とプロセス、評価結果とその反映等について調査しました。


評価対象事業は、なんと860事業すべてを対象としていました。総合計画を基にした、政策、施策、事務事業の3段階に区分し、その内、議会が担う領域として施策評価46項目、事務事業評価860事業となっています。


評価基準として、拡大・維持・縮小・廃止の4区分となっています。評価の方法として、「施策の検証」として、①まちづくりの課題解決は進んだか、②施策の目標達成状況はどうか、次に「事務事業の検証」として、①予算の支出状況、②結果、何が良くなったのか、を検証していくやり方でした。


作業プロセスとして、7~8月にかけて集中審議、9月の定例会で評価結果に基づく提言書を作成し市長へ提出、その結果の反映を10月以降に行われる予算編成に反映させるといった日程で取り組みをしていました。


平成22年度の評価結果は、42件の施策と絞り込んだ50件の事務事業を選定し、評価を実施、92の提言を行ったそうです。


所見としては、事務事業評価の目的や位置づけ、議会として行う基準づくりなどが理論整然と謳われており、作業プロセスや進行管理も良くできていました。


これから予定されている、大分市議会の事務事業評価制度の導入に大変、役に立ちました。