地域の高齢者福祉part4 | 日小田良二オフィシャルブログ Powered by Ameba

地域の高齢者福祉part4

こんばんわ! 今日は、地域ネットワークについて考えてみました。中津市の「沖代すずめ」がこれまで取り組んできた成果が沖代校区のネットワークに発展、今日では、中津市のモデルとなり広がりを見せています。


理想と現実のギャップを見事に乗り越え活動を展開していることに敬服しました。吉田代表は、【知恵を出し合う「場」をつくる、みんなで「夢」を語る、情報や夢を「共有」する、能力・経験を地域に提供する、「対等」な関係づくり、そして支え合うネットワークを広げる】ことを、地道に実践に移して行くことだと話していました。


平成21年に沖代校区コミュニティセンター「あいがも」を立ち上げ、現在では15団体が加入して、沖代校区ネットワーク協議会へと発展しています。


協議会の会長・副会長には地域の自治会長が選出され、他の役職である事務局長や会計、広報部長等はボランティアグループの代表が名前を連ねています。


広報紙の充実も図っており、特に目を引いたのが、校区内に8名の特派員を配置し、地域の情報を共有化していることです。



日小田良二オフィシャルブログ Powered by Ameba


それ以上に驚いたのは、ネットワーク協議会で何かをやろうとしても大変なことから、地域の活動を側面から支援するコーディネーター制度を導入し、若年層と一緒になって取り組んでいるそうです。吉田代表は、「後継者を育てる取り組みです」と、話されていました。


いま、大分市でも小地域ネットワークの取り組みが社協を中心に取り組まれていますが、遅々として進んでいないのは、人材の育成と仕組みづくりに問題があると感じました。


事業の提唱ができても、それを実践に移すための手法を本気で考えないと、絵に描いた餅となります。行政もそろそろ机上の事業展開から脱皮し、住民の意志が働き地域に根差すことができる仕掛けを考えることが必要ではないでしょうか。