地域の高齢者福祉part3 | 日小田良二オフィシャルブログ Powered by Ameba

地域の高齢者福祉part3

一昨日と昨日に続き、シリーズで掲載しています。今日の内容は、「すずめの家」の運営と活動状況についてです。


寄り合い所(サロン)をつくった背景は、団地の中では人と人との繋がりが希薄になっているのと高齢化が進んでいくことにより、孤立化する世帯が増加していることに危機感を持ったのがきっかけだそうです。


活動を続けているうちに、互助のネットワークづくりの必要性を感じてきたことから、公民館活動との連携を積極的に進めて行くようになったそうです。


公民館活動の中で男性の料理教室を行い、高齢者に食べてもらう事業が好評だったことから、民家を借り上げサロン(すずめの家)をつくり活動の拠点にしたそうです。


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            玄関の入口で



「すずめの家」の利用日は、火曜日と金曜日の2日間で、月曜日は近くの特養(いずみの園)からの逆デイサービス(アウトデイサービス)うを受け入れています。



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            サロンの様子

1日の利用者数は20名弱で、お世話をするボランティアは5~6名程度だそうです。それ以外に、お父さん役とお母さん役が、お世話をしていました。



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              サロンの様子


利用料は、1日昼食代が200円、コーヒー代が100円の計300円をいただいて運営しています。


利用者の感想は、「近くでサービスを受けられ、交流ができることが楽しみです。昼食をとりながら雑談することやゲームをしたり歌ったりすることで生きがいを感じています。」とのことでした。


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            ボランティアの皆さん

また、ボランティアの皆さんにも話を聞いてみました。お母さん役の方の年齢は87歳で、もう20年もの間、手伝いをしており、動くことで老いを感じないそうです。


この「すずめの家」を拠点に60数名のボランティアが地域で活動を続けており、同時に、若年層にも呼びかけて人材の発掘や育成をネットワーク協議会が担う仕組みもつくれていました。