3月議会開会

本日、第1回定例会が開会され市長提案理由説明が行われました。今議会の特徴と主な提出議案について報告いたします。

特徴については、地方分権改革の展望と市政への影響、東日本大震災の教訓からの「安心・安全のまちづくり」、駅高架に伴う中心市街地の魅力あるまちづくりなどが挙げられます。

「地方分権改革」については、国の義務付け・枠付けの見直しによる基礎自治体への権限移譲の内容やこれに伴う条例制定権の拡大による条例制定の問題や「九州広域行政機構」や「関西広域連合」を念頭に置いた「特例法」の今国会の行方と九州知事会と九州市長会の緊密な議論、県民・市民、議会を含めた広範な議論の保障等が大きな課題となってきます。

「安心・安全のまちづくり」については、従来の「防災対策」の限界と、被害を最小限にとどめる「減災」という概念の重要性を再認識するなかで、地域防災計画の見直しや自主防災組織への活動支援強化といった問題が議論される予定です。

「魅力あるまちづくり」については、3月17日にＪＲ日豊本線の高架化が完成することにより、南北市街地が一体となった県都にふさわしい新たな中心市街地の形成に向けて大きく前進することから、南北軸構想の在り方や駅ビル、ホルトホール（複合文化交流施設）、県立美術館等の建設、そして大友館史跡公園整備に向けての取り組みなど、100年の大計の都市（まち）づくりが本格的に議論されます。

「主な提出議案（条例）」

・大分市まちづくり自治基本条例の制定について

・大分市障害者自立支援協議会条例の制定について

・大分市文化会館条例の一部改正について

・大分市介護保険条例の一部改正について

・大分市国民健康保険税条例の一部改正について

「自治基本条例」については、これから機会あるごとに、内容や取り組みの検証を掲載して行きます。同様に、議会基本条例についても掲載して行きます。