本ブログをご覧いただきありがとうございます!

私の経験を通じて、精神疾患を持つ人の生きるヒントになればと考えています。

どうか、生きてください!

 

記念すべき初投稿は、私の病気(統合失調症)の遍歴(16年間)をざっと書きたいと思います。

今後それぞれの段階(フェーズ)に分けて、詳しくブログで書いていこうと思います。

 

統合失調症は以下の段階を経ます

前駆期は、病気のサインが現れる時期ですが、この時点で「統合失調症」と気づく当事者や医者はまずいません。

私も気づきませんでした。

だから、このフェーズは飛ばします。

①急性期 ②消耗期 ③回復期 の3フェーズに分けて書きます。

 

①急性期

時期:1年目(1年間)

症状:幻聴

状況:薬を飲む。実家に帰ってのんびり。幻聴が消え、回復したと思い派遣のバイトをする。

詳細:東京で働いていて、あと日突然簡単なことでミスを連発し、仕事ができなくなりました。

そのうち悪口が聞こえるようになり、精神科を受診しました。

そこで「統合失調症」と診断され、休職し、実家に戻りました。

薬を飲むと幻聴が消え、数カ月すると、元気になりました。

そこで、派遣のバイトで体を慣らしながら、仕事の復帰を考えていました。

統合失調症の本は数冊読んで、その流れを知っていましたが、元気になったので、「私は運よく、消耗期や回復期なく回復する」と勘違いしていました。

思うこと:ちょっと元気になったからと病気をなめていました。

医学は、人間の膨大な経験から生まれたものです。

だから、病気に関しても当てはまることがほとんどです。

次にくる、消耗期(何にもできない)に向かって、本やネットから統合失調症の知識を得て、ゆっくりすべきでした。

 

②消耗期

時期:2~5年目(4年間)

症状:やるきが全く起きない。寝れないもしくは一日中寝てる。外出できない。

状況:寝れるときはひたすら寝る。薬はちゃんと飲む。

詳細:「陰性症状」とも呼ばれる状況です。

びっくりするくらい何もできなくなりました。

全く寝れないか、一日中寝てる状況になり、生きるしかばねになりました。

薬もどんどん増えました。

気持ちは焦りますが、焦り以上に何もできません。

テレビも見れず、ネットはかろうじてできました。

ネットする、ごはんを食べる、寝る。

くらいしかできませんでした。

思うこと:この時期が一番つらかったです。

「このまま人生終わるんじゃ?」と絶望したこともありました。

家族にも心配をかけました。

この時期にしっかり休むことが次の段階に移行する一番の近道です。

 

③回復期

回復期は私の場合大きくわけて3つのフェーズになります。

 

③ーA ゆっくり行動期

時期:6~8年目(3年間)

症状:すこしずつやれることが増える。薬は継続して服薬。

状況:外出できるようになりました。と言っても、はじめは5分散歩でフラフラになりました。

でも、とにかく散歩に毎日いくようにしてました。

テレビを見れず相変わらずネットにはまってました。

20分ぐらい歩けるようになってから、B型作業所に通いました。

しかし、通うだけでフラフラになり、全く作業はできませんでした。

このころから闘病が長期になっていることで、父が不安に思い、私の治療方針に口出しするようになりました。

それで、衝突することが、増えて大きなストレスを感じて、一日中酒を飲んでることがありました。

家事は何とかできたので(といっても生きるのに最低限のことだけですが)、思い切って引っ越して一人暮らしを始めました。

しかし、一人暮らしは大変すぎて、ヘルパーさんにすべてを任せていました。

思うこと:とにかく外にでる(果てしなくつらかったです)のと服薬をやめなかったがよかったと思います。

 

③ーB 行動が増える期

時期:9~14年目(6年間)

症状:やれることがかなり増えてくる、定期的に服薬。父の死をきっかけに入院。OD(オーバードーズ 薬の過剰服薬)による自殺未遂。

詳細:このころにやれることが飛躍的に増えてきました。

中高とやっていた柔道に通いはじめ、3年くらいしてから、ボランティアで指導も始めました。

B型作業所でも作業できるようになりました。

主治医と薬のことで対立しました。しかし、今思えば、症状が思った通りにならない自分のエゴをぶつけていただけで、医者には悪いことをしたなと思います。

ネットで精神疾患の人(私も含め)は、、症状がよくならなければ、自分で薬を調整しようとします。

しかし、ほとんどの医者は膨大な経験と知識から投薬しています。

だから、意図があって、処方を決めています。

素人の患者が薬を決めるなんて危険でおこがましいことです。

薬に関して疑問に思えば、「何故この処方なのか?」について、医者としっかり話し合うべきだったとおもいます。

一人暮らしはかなり大変でしたが、何とか生きていました。

しかし、父が肺がんで逝去して、ストレスが一気にきました。

ストレスがすごすぎて、父の葬儀にも出れませんでした。(親不孝な息子を許してください)

そして、初めて精神科の閉鎖病棟に入院になりました。

5日ほどの入院でしたが、大分よくなりました。

しかし、ふとしたきっかけでODをして、自殺未遂をしました。

色々な人に迷惑をかけて、バカなことをしたなと思います。

やれることが増えるのに気持ちが不安定なこの時期が、一番自殺が増える時期です。

皆さんここはどうか思いとどまってください!

思うこと:自殺未遂をしたのは本当に馬鹿な事をしたと思います。

謙虚になって、医者とコミュニケーションをとればよかったと思います。

 

③ーC かなり色々できる期

時期:15年目~現在

症状:かなり回復し、家事ができるようになる。就職活動経て、バイトを始める。

状況:家事が飛躍的にできるようになり、薬がどんどん減っていきました。

作業所をやめて、就職活動をはじめました。

8ヶ月の就職活動のあとに障害者枠でペットショップにバイトが決まりました。

コロナ禍ということもあり仕事を見つけるのがかなり大変でした。20社以上落ちました。

メンタルかなりやられましたが強くもなりました。

月に1〜2回体調がすぐれずに休みますが、基本的に半日週5日働けています。

16年ぶりに仕事を始めましたが、かなりはじめはキツかったです。3ヶ月経ってようやく慣れました。

そして、半年ペットショップで勤めたところで、いよいよフルタイムを考えました。

働きながら一ヶ月で71社受けて69社落ちました。

しかし、幸いにもフルリモートで一社受かりました。

東京で2週間研修して、前の家ではフルリモートの条件である光回線が引けないので、近くのマンションに引っ越しました。

17年ぶりのフルタイムで仕事ですが頑張ります。

思うこと:ボランティアの柔道で、体力と健常者とのコミュニケーションをつけていたので、就労後スムーズにいきました。


長くなりましたが、ざっと以上になります。

まだまだ回復の途中だと思っています。

ここまで時間はかかりましたが、回復できたのは、統合失調症の知識を得るのに努めたことと服薬を続けたことにあると思います。


今後はそれぞれのフェーズについて詳しく書いていこうと思います。

今後は読みやすいように短く書いていこうと思います。


最後まで読んでくださりありがとうございました!


詳しい闘病記は以下になります。 


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