この回のテーマは、【彼氏や夫に激しい怒りをぶつける感情ジェットコースター】
〜境界性パーソナリティ障害〜
いつもは聞いた内容を要約してるんですが、今回はあえてkagshyun(カグシュン)先生の語り口をほぼそのまま書いてみます
なが〜くなるので脱落御免😅
パーソナリティ障害シリーズいかがですか?
イメージというか、確かにそういう風な人いるなーと思う反面、自分の中にもそういう面あるよなーと
やっぱり思うと思うんですよ
自分は全くの正常な人間であって、他の人間がみんなオカシイと思う人は、それはそれでその人が偏ってる可能性がかなり高い
僕ら自身も、こういった人間の偏りみたいなものを複数持っているし、そういったものと葛藤しながら“なんでこう上手く生きれないかな”と思いながら生きているものなんですよね
みんな表に出していなくても葛藤というのは必ず持っているものなんです
ただそれが複数凄く集まって、その特徴がものすごく際立って、社会生活とか親しい対人関係の中で、毎日毎日こう破壊的な結果をもたらしてしまったり、なんだろうな、社会に適応出来なくなっていって他の精神疾患(鬱病とかアルコール依存症とか)
を発症してしまったり、または引きこもりになってしまったりという形で、人生がかなり大きく制限されてしまう…という時にそれがパーソナリティ障害だ、まぁその偏りがあまりにも強すぎるんじゃないかという事で判断していくわけですね
今回のパーソナリティ障害は10個に分類されるわけですね
10個の分類っていうのは、誰もがそのうちのどれかの…複数の傾向というかね、持ってるものなんじゃないか?という風に思ってます
なので自分がそれだと思って落ち込み過ぎたりとか誰かの事を浮かべて聞いて、あの人はだからダメなんだという風にジャッジし過ぎる事なくですね、人間っていうのはこういう風な多様性があるものなんだなと、その人自身も、または自分自身の生きづらさがあっても、それはしょうがないものなのかなと、そういう目で見れる様になって頂ければな、と思っています
今日はね、そういったパーソナリティ障害の中で最も有名なもの
ボーダーライン パーソナリティ ディスオーダー(BPD)いわゆる“メンヘラちゃん”
非常に感情の起伏が激しくて、めちゃくちゃ楽しかった🎵と言ってた日も、ちょっとした事でガクーンと気分が下がってしまって、激しい怒りと激しい悲しみ、混乱に巻き込まれてしまう人達です
男性の方はね、これまでお付き合いした方とかね、お付き合いしてなくても深い関係になった方とかね、女性がとてつもない、最初凄く距離が縮まるの早かったんだけど、その後、なんだろうな…じゃあ私の事もう必要ないのね⁉️
じゃあもういいよ❗️死ぬから‼️
みたいな感じで自分が死ぬって言う事を物凄い前面に出してきて揺さぶられた事って有りませんか?
僕はね、有ります(笑)
本当に知り合って1回、2回しか会ってない人にね、電話出ないんだったら今から飛び降りるから!とかっていう風にね本当に脅された事があります
全然訳が分からなくて圧倒されてしまったっていう出来事が昔ありましたね
そういう相手の方の行動の原理とか背景ってのが全くね、当時は分からなかったしね、非常に疲弊した覚えがあるんだけれども、まぁ男同士でこういう人生経験の話をする中で友達とかね、こういった振り回され方、凄く楽しかったと思ったらその後に、凄い罵倒されて人格否定までされるみたいな経験、または自分で死ぬって事を物凄く言ってきて別れられなくて困ってるとかね、こういう話っていうのはね、もう何十回と聞いた事がありますね
なので本当に全く珍しい話では無いですね
大量に薬を飲んだりね、リストカットしていたり、本当に時には自殺して亡くなってしまったりとかね、若い女性のね、こういう激しい衝動的な自傷行為の背景にこの境界性パーソナリティ障害っていうのはあると思います
これはね、本当に関わるのが難しい方です
精神病院、精神科でも扱いが一番難しい方と言ってもいいんじゃないかなという風に思います
まぁ約束が守れなくて、また全部薬飲んじゃったのでまた薬出して下さいと言って外来に予定外に現れる事もあるし、先生に今すぐ電話繋いで下さい❗️死にたいんです❗️って言ってきて、断ろうとするとじゃあいいです❗️先生のせいで今から死にますみたいな感じで粘ったりもします
こういった方っていうのは、やはりね医療の中で、どう扱えば良いのか昔から議論されてきたわけですね
映画でもね描かれています
一番有名なのは17才のカルテです
アンジェリーナジョリーが世に出た映画ですね
精神病院の中で少女達の、物凄いジェットコースターのような感情を持った主人公の女の子を描いた話なんですけども、正にリアルなので、もし興味がある方がいたら17才のカルテ、見て頂けたらと思います
中略
境界性パーソナリティ障害っていうのは、何で境界性って呼ばれているかっていうと、昔はね、精神病と神経症っていう風に精神疾患の事を分けていたのね
精神病っていうのは統合失調症とか躁鬱病、神経症っていうのは、まぁいわゆるパニック障害とか昔で言うヒステリーとかの事を指します
で、その間にある人達、精神疾患ではないんだけど、普通じゃないよね、ちょっと何かがオカシイよねという人達を、広い意味でその境界に居ますよって意味で境界性とか境界群と呼ばれてたわけですね
ただ、今はDSMっていう診断基準が出来てからは、その、ちょっと何か変だよね?って人達の中でも、こういう特徴を持った人達をボーダーラインと呼びましょう、という風に決めていかれたって感じなんですよね
これまたね、自己愛性パーソナリティ障害の表と裏というかね、自己愛性パーソナリティ障害が男性に多くて、自分が常に賞賛されてなきゃいけないという病
その裏には自信の無さがあるのですが、ボーダーラインの方は圧倒的に女性に多くて、自分を無価値な人間と感じ過ぎて、自分を全く大切に出来ない病です
なのでまぁイメージとしては、根本にあるのは自己愛の障害
適切な自己愛が育っていない障害ではあるんだけれども、表現形が真逆っていう感じのイメージですかね
もうねぇ、こういった女性ってのは若い頃、もちろん思春期以降にこういうのが目立ち始めるんですけど、本当にね、感情のジェットコースターっていうのがピッタリなんですよね
とにかく自分が見捨てられる事ってのを恐れるわけですね
なりふり構わないくらい自分は死ぬからね!っていう形でフラれる事とかを防ぐわけですよ
後半へ続く!