白木夏子さんはジュエリーショップ【ハスナ】を経営しながら、小学5年生の長女とともに中学受験に向けて奮闘中。

10月末に開催されたVoicyフェスで初めて安浪先生と対談し「長女の受験勉強熱が低い」という悩みを相談した。


白木さんはジュエリーを買い付ける為に、世界各国を飛び回る。

長女の幼少期から「良い刺激になれば」と一緒に海外へ連れて行き、いろんな活動に参加させてきた。

楽しそうにしているように見えた長女だったが、小学校に上がる直前のある日、飛行機の中で突然「私は日本が好き!白いゴハンが好き!」と泣き出した事があったという。

その時は驚きはしたものの、海外の素晴らしさにいずれ気付くだろう、気づかせてあげたいという気持ちがあった。


白木さんが高校生の頃、荒んだ生徒の多い環境にウンザリしていた事もあり、長女には良い環境でグローバル教育を受け、何処でも生活できる自立した人間になってほしいという強い願いがあった。

だからこそ、早い段階で確実なレールを敷こうと中学受験を勧めたのだ。

しかし肝心の長女本人は受験勉強になかなか身が入らない。

受験対策の塾もシブシブ通うと言った感じだ。

10月末の相談時点では安浪先生は白木さんに、余り押し付けるような事をしないで本人の意思を尊重するようにとアドバイスした。


その後白木さんも肩の力を抜いて長女と向き合い、偏差値や名門中学にこだわらず、長女と共に10校ほどの中学を見学した。

その中で長女が『この学校なら行ってみたい』と選んだ中学は、とても牧歌的なゆったりした雰囲気の中学だった。


長女に選んだ理由を聞くと、

 ここの生徒は皆んな笑顔だから

            と答えた

長女は勉強が嫌いなわけではなく、むしろ探求心旺盛なくらいだ。

しかし追い込まれるような勉強をしたくない。

中学受験の後は、ゆっくり自分のペースで勉強をしたいと主張した。

それを聞いた白木さんは、やはり自分から産まれた娘だが自分とは違う人間なんだと実感したと言う。


今後また長女の志望校は変わるかも知れないが、本人のやりたい事をサポートする方針で伴走するつもりだと話した。