# 全世界株式インデックスファンドで分散投資を始めよう!
こんにちは。あなたは、どんな投資商品に興味がありますか?
株式や債券、不動産など、投資の選択肢はたくさんありますが、その中でも私がおすすめしたいのが
**全世界株式インデックスファンド**です。
全世界株式インデックスファンドとは、その名の通り、全世界の株式に投資するインデックス型の投資信託のことです。
インデックス型とは、特定の市場の動きを示す指数(ベンチマーク)と同じ値動きをするように運用される投資信託のことです。
全世界株式インデックスファンドは、1本の投資信託で世界中の株式に分散投資できるというメリットがあります。
分散投資とは、リスクを分散させるために、複数の投資商品や国や地域に投資することです。
分散投資をすることで、一部の投資商品や国や地域の値動きに左右されずに、安定的なリターンを得ることができます。
また、分散投資は、為替変動やインフレなどのリスクにも対応できます。
全世界株式インデックスファンドは、分散投資をするのに最適な投資商品です。
では、具体的にどのような全世界株式インデックスファンドがあるのでしょうか?
## おすすめの全世界株式インデックスファンド
全世界株式インデックスファンドは、連動する指数によって中身が若干異なります。
代表的な指数としては、以下の2つがあります。
- MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)
- FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(FTSE GACI)
MSCI ACWIは、米国のMSCI社が公表している、全世界の大型株と中型株を対象とした指数です。
FTSE GACIは、英国のFTSE社が公表している、全世界の大型株、中型株、小型株を対象とした指数です。
MSCI ACWIとFTSE GACIの違いは、小型株を含んでいるかどうかです。
小型株とは、時価総額が小さい株式のことで、大型株や中型株に比べて値動きが激しい傾向があります。
小型株を含めることで、より幅広く分散投資ができますが、リスクも高くなります。
小型株を含まないことで、主要な大型株や中型株に投資できますが、分散効果はやや低くなります。
どちらの指数に連動する全世界株式インデックスファンドを選ぶかは、あなたのリスク許容度や投資目的によって異なります。
ここでは、MSCI ACWIとFTSE GACIに連動する全世界株式インデックスファンドの中から、信託報酬が低くて人気のある4本を紹介します。
信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらうための経費という位置づけのコストです。
信託報酬は、投資信託の純資産総額に対して何%といった形で毎日差し引かれる仕組みになっています。
信託報酬が低いほど、長期的に見れば投資成果が高くなります。
### MSCI ACWIに連動する全世界株式インデックスファンド
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、日本を含む全世界の大型株と中型株に投資するインデックスファンドです。
信託報酬は0.0578%と非常に低く、純資産総額は1兆7015億円と大きいので、安心して投資できます。
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)は、日本を除く全世界の大型株と中型株に投資するインデックスファンドです。
信託報酬は0.0578%と同じく低く、純資産総額は1兆100億円とやや小さいですが、十分な規模です。
日本株を別の投資信託や個別株で投資したい場合や、日本株の影響を受けたくない場合におすすめです。
### FTSE GACIに連動する全世界株式インデックスファンド
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
SBI・全世界株式インデックス・ファンドは、全世界の大型株、中型株、小型株に投資するインデックスファンドです。
信託報酬は0.1%とやや高めですが、純資産総額は1兆3000億円と大きく、人気の高いファンドです。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、同じく全世界の大型株、中型株、小型株に投資するインデックスファンドです。
信託報酬は0.12%とさらに高めですが、純資産総額は1兆5000億円とさらに大きく、楽天証券のユーザーに人気のファンドです。
## 全世界株式インデックスファンドのメリット
全世界株式インデックスファンドには、以下のようなメリットがあります。
- 分散投資ができる
- 長期的に高いリターンが期待できる
- 手数料が安い
- 管理が楽
分散投資ができるというのは、先ほど説明した通りです。
全世界の株式に投資することで、個別の国や地域の経済や政治の影響を受けにくくなります。
また、為替変動やインフレなどのリスクにも対応できます。
長期的に高いリターンが期待できるというのは、歴史的なデータに基づいています。
例えば、MSCI ACWIの過去20年間の年平均リターンは約8.5%です。
これは、日本株や米国株、債券などの他の投資商品よりも高いです。
もちろん、過去の実績が将来の保証になるわけではありませんが、全世界の経済成長に連動すると考えれば、長期的にはプラスになる可能性が高いと言えます。
手数料が安いというのは、インデックス型の投資信託の特徴です。
インデックス型の投資信託は、指数に連動するようにパッシブに運用されるので、アクティブに運用される投資信託よりも信託報酬が低くなります。
信託報酬が低いということは、その分投資成果にプラスになるということです。
管理が楽というのは、全世界株式インデックスファンドを購入すれば、あとはほったらかしでいいということです。
個別の株式や債券などを選んだり、売買したりする必要がありません。
また、配当金や分配金も自動的に再投資されるので、税金の面倒もありません。
## 全世界株式インデックスファンドの注意点
全世界株式インデックスファンドには、メリットだけでなく、以下のような注意点もあります。
- 短期的には値動きが激しい
- 税金がかかる
- 購入時に手数料がかかる
短期的には値動きが激しいというのは、株式投資の一般的なリスクです。
全世界の株式市場は、様々な要因によって上下します。
特に、コロナウイルスの感染拡大やワクチンの開発、米中貿易戦争や米大統領選挙などのニュースは、株式市場に大きな影響を与えます。
そのため、全世界株式インデックスファンドを購入した後に、すぐに値下がりする可能性もあります。
しかし、これは短期的な変動であり、長期的には回復すると考えられます。
そのため、全世界株式インデックスファンドは、長期的な投資に向いていると言えます。
短期的な利益を狙うのではなく、長期的な資産形成を目指すのがポイントです。
税金がかかるというのは、全世界株式インデックスファンドの分配金に対して、20.315%の税金がかかるということです。
分配金とは、投資信託の運用益の一部を投資家に分配することです。
分配金は、通常は年に1回か2回、投資信託の決算日に支払われます。
分配金は、自動的に再投資されるので、現金で受け取ることはできません。
しかし、税務上は所得とみなされるので、税金がかかります。
税金は、分配金が支払われた時点で、証券会社が源泉徴収して納付します。
そのため、確定申告の必要はありません。
ただし、分配金の額は、全世界株式インデックスファンドの値上がり分に比べれば小さいので、税金の影響も大きくはありません。
購入時に手数料がかかるというのは、全世界株式インデックスファンドを購入する際に、証券会社が取る手数料のことです。
手数料の額は、証券会社によって異なりますが、一般的には、購入金額の0.1%~0.5%程度です。
手数料は、購入時に一度だけかかります。
手数料は、投資成果にマイナスになるので、できるだけ安い証券会社を選ぶのがおすすめです。
## まとめ
全世界株式インデックスファンドは、分散投資ができて、長期的に高いリターンが期待できる投資商品です。
手数料も安くて管理も楽なので、投資初心者にもおすすめです。
ただし、短期的には値動きが激しいので、長期的な視点で投資することが大切です。
また、税金や購入時の手数料にも注意する必要があります。
全世界株式インデックスファンドを購入するには、ネット証券の口座を開設する必要があります。
ネット証券の中でも、信託報酬が低くて人気のある全世界株式インデックスファンドを紹介しました。
あなたも、全世界株式インデックスファンドで、世界の経済成長に乗ってみませんか?
以上、全世界株式インデックスファンドで分散投資を始めよう!でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。