自然食で体を壊した話【その2】 | 1%無添加の思いやり~自然と心をキレイにする暮らし♪

自然食で体を壊した話【その2】

アメリカではすっかり有名だそうですが、日本ではまだまだ知られていない『ダダ漏れ腸症候群』

これになると、せっかく食べても必要なものが吸収されない。
→慢性的な栄養失調状態→
→→食べても食べても食べ足りない飢餓感から、暴食。
→→→内臓が疲れて、さらに機能不全は悪化ドクロ

…という、エンドレスループに陥ります。



英語では、Leaky Gut Syndrome(LGS)=リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)というそうです。

腸内の壁が壊れて、体内に入ると困るものまで侵入してしまう
(逆に欲しい栄養素は取り込み漏らす)という、
「必要なものと不要なものとの分別が、つけられない」困った状態。



…実は玄米菜食で栄養バランスを崩すと、なりやすい病気だそうで。
動物性食品からでないと摂れないビタミンB群が不足したり、
フィチン酸のような成分にミネラルの吸収を阻害されたり、
サポニンのように界面活性作用を持つ成分が腸壁を傷つけたり…。






どんなに素材や製法や保存方法等を厳しく吟味されたものでも、
現実的に「これさえ食べていれば良い」という単体の完全栄養食品は存在しないので、
身体にかかる負荷を軽減するためには
腸内環境を整えるバランスの維持が、最も重要なのでした。



↑なんて偉そうに断言したのは、
まさにこの状態に陥って、自分が痛い目を見たから。
本来あるべきバランスが狂うと、
必要なものを拒絶するくせに
要らんものは抱え込んで捨てられないショック!
分別をつける基準自体が壊れて、
「自分で自分に騙される」厄介な状態に陥ってしまうんですね。

回転食でバランス維持に努めても、
ダダ漏れ腸が修復出来てないままだと
好転した部分とジリ貧で悪化している部分が相殺して、
「いい環境で頑張ってる割に、効果が実感出来ない」
なんとなく不発で、鳴かず飛ばずな状態が続いてしまいます。

漠然と違和感はあっても、あからさまに日常生活で困るほどではない…
となると、取り立てて原因を追求して
対策を講じようなんて意欲も持てないものです。

とくに低栄養では、うつ的な精神症状にも見舞われるので、
本人が不活発な無力状態にいるときは
周囲のサポートや理解協力が、大事なポイントになってくる場合もあります。





注意好きな食べ物がアレルゲン化してリーキーガットの原因になっている場合、
依存や嗜癖で「やめられない止まらない」習慣が固まっていることも、多いです。

とくに菜食でグルテンフリーを始めようとすると、
肉の代替にしているベジミートの類がことごとく使えなくなって、
食感や調理法のバリエーションをつけるのに苦労するんですよね…。


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お目通しありがとうございます♪