予防医学のすすめ 6 五感のお話
予防医学のすすめ 6五感のお話今回は、人の感覚、五感のお話。みなさんはこんな経験をされたことがあるのではないでしょうか。街の中を友人のことを思いながら歩いていたら、ばったりその友人に出会ってしまった。これを偶然と思いますか?私は第六感が働いて、波長が合ったのだと思いたいです。人は五感(嗅覚・視覚・聴覚・味覚・触覚)とプラスに、「勘が働く」「胸騒ぎがする」などの第六感の感覚を持っています。鳥の声、風の匂い、空の色、旬の食べ物を口にした味、ペットを撫でた感触、毎日の生活であらゆるものが私たちの感覚を刺激してくれます。この感覚が生きている感動をくれ、心を豊かにしてくれます。この感覚に鈍感にいることはもったいないことです。時間に追われ季節の変化も感じず、口に放り込むような食事をしたり、理屈や理論、デジタル式に考え過ぎると、五感が弱くなり、知識優先の考えに偏ってしまい、人間として大切な知恵を忘れてしまうことを注意しなければなりません。私は鍼灸師という職業柄、五感(感覚神経)の中でも、触覚、皮膚感覚を重要に考えています。前回神経のお話をしましたが、外からの刺激が、感覚神経(五感)を通して脳に伝わり、運動神経に伝わって行動を起こします。感覚神経のうち、皮膚感覚はとても優れた感覚神経です。皮膚表面部では、触覚、圧覚、痛覚、温度感覚、皮膚だけでもこれだけの感覚神経があります。皮膚1平方センチに感じる触覚の感じる点は、部位にもよりますが6~28個あります。このときの刺激は、短い時間で触れると感じにくく、多少長めに触れると感じるようになっています。また触覚は場合によって都合よく鈍くなるようになっています。たとえばきつい服を着たときは体にとって強い刺激ですが、少し時間が経つと、気にならないようになります。このように丁度よく判断します。温度感覚では、1平方センチの中で冷感を感じる点が13~15個で、皮膚表面部に多く、温感を感じる点は、1~2個で、皮膚深部にあり、血管の近くで体温調節を行ないやすくしています。皮膚で感じるその温度を基準として、「寒い」「暑い」と判断しています。このことから体は寒さ、冷たさに敏感であることがわかります。たとえば、ツボ押しをするにしても、個人差があり、強く押すと良い人、軽く押しただけでも痛く感じる人、それぞれです。心の状態の要因で、刺激の脳への伝わり方が変わります。好意を持っている人にポンと叩かれても少しも痛く感じず、知らない人、嫌いな人にチョンと触れただけで、そこが痛く感じます。神経でも、心が穏やかでリラックスした状態の場合にゆったり穏やかに脳に伝える太い神経と、心が緊張したり、恐怖を感じた状態の場合、大げさに脳に伝える細い神経とがあります。脳から運動神経、体の反応も同じく、心の状態で大きく反応が変わります。「心身ともに健康」という言葉がありますが、五感を研ぎ澄まし感動することで心を養い、この穏やかな心が健康な体を養うことに一番の近道であり、五感が研ぎ澄まされることで、第六感も研ぎ澄まされます。雪が融けたら何になる?水になる。こういう答えではなく、春が来る。そう思える感覚がほしいです。次回は心と体 自律神経 です。リックエールHP皮脳療法研究会shopSHOP2SHOP ツクツクインスタグラムFBFB-2株式会社リックエール皮脳療法研究会札幌市中央区南2条西6丁目5-3-603.604TEL011-271-8019