西宮北口にあった神戸本線との平面交差(ダイヤモンドクロス)が廃止されてからは南北に分断された状態が続いている今津線ですが北側になる西宮北口〜宝塚間は6両編成を基本としており、平日の朝と阪神競馬開催時には神戸本線直通の8両編成も運行されます。線内運行の6両編成は5000系が主体で、全編成が中間に先頭車を挟まない貫通編成ですが5010Fと5008Fは簡易中間車化改造車が組み込まれており、乗務員室のあった部分が特徴的なのでそこを狙うのも楽しみの一つです。


(2019.2.23 仁川付近にて撮影)

 仁川駅を発車したばかりの5000系5008Fです。西宮北口行きは駅を発車すると直ぐに駅名の由来にもなった仁川を渡り、甲東園へ向かいますが阪神競馬の開催日は西宮北口〜仁川間に臨時列車が運行されることがあり、その時は「西宮北口-仁川」表示の普通電車も見ることが出来ます。


(2019.2.23 仁川〜甲東園間にて撮影)

 5008Fは5000系では2編成目のリニューアル車で、この編成より前面の車番が左側へ移動しましたが同系はかつては8両編成で活躍しており、神戸本線で主に普通電車に充当されていました。今津(北)線への転用時に中間車を2両抜いて6両化していますが5008Fと5010Fは特徴である簡易中間車化改造車を残しているため近くで見ると3+3のようにも見え、乗務員室のあった部分の塗り分けが先頭車と同じなので尚更です。