大阪線で活躍する5820系はDF51とDF52の2編成で、普段は5800系と共通運用で使われていますが洋式トイレを編成内に2箇所備えていることから団体貸切列車に充当されることも度々あり、普段入線しない志摩線を走行することもあります。DF51は新造当初からシングルアームパンタを搭載しており、現在まで大きな変化は感じられませんがDF52は当初下枠交差形パンタを搭載しており、その時にKIPSカードの部分ラッピング車として活躍したため大阪・関西万博の全面ラッピング車になった現在まで何度も変化した印象があり、「5820系で一番の注目編成だよなぁ」って思ったこともあります。


(2015.2.3 俊徳道〜長瀬間にて撮影)

 KIPSカードの部分ラッピングを施していた頃のDF52です。この頃の大阪線はシングルアームパンタを搭載したシリーズ21がDF51しかおらず、下枠交差形パンタ搭載車の方が少しだけ多かったため「DF52もこのラッピングのままシングルアーム化しないかなぁ」って思ったこともありました。ちなみに少しだけ多いと書いたのは大阪線唯一の9020系EW51も当時下枠交差形パンタを搭載していたためです。


(2024.2.28 法善寺〜恩智間にて撮影)

 そして大阪・関西万博の全面ラッピング車として活躍する現在の姿です。パンタグラフもシングルアームになり1枚目と同じ編成とは思えませんが外観上の変化が多い編成は趣味的に面白く、万博ラッピングが終わった後にまた変化があるのかが気になるところです。