かつては近鉄車8両編成での運行が主体であった土休日の阪奈間急行ですが現在は6両編成が多くなり、阪神直通も無いのでより地味になったと感じることもありました。しかし現ダイヤになった際に阪神車8両編成による運用が出来たため若干ではあるものの面白さが増えたと感じることもあり、6両側にラッピング車が充当されると尚それを感じられます。


(2024.4.27 石切〜額田間にて撮影)

 阪奈間急行の運用に入る1000系HS60ほか8両編成です。阪神車による阪奈間急行は現ダイヤになる前から存在していましたが本数が非常に少なく、貴重だと思っていたので本数が増えた現在はその貴重さが少なくなったと言えます。


(2024.4.27 石切〜額田間にて撮影)

 HS60は阪神〜近鉄間相互直通運転、及び阪神なんば線開業15周年の装飾電車になっていますがこの編成は10周年の時にも沿線ラッピング車に選ばれており、その時のラッピングを長い間維持していたのでノーマル編成に近い仕様になってしまったのは残念です。


(2024.4.27 石切〜額田間にて撮影)

 奈良方の2両はHT06でした。HS60とは異なりこちらはノーマル仕様のままですが前面には15周年の副標が取り付けられており、編成全体で祝っていると感じられます。最も15周年の副標は阪神車の全ての編成に取り付けられており、営業運転では原則先頭に立たない1500形(Mc)にもあるため「律儀だなぁ」って感じます。