阪神なんば線を走る列車の種別を見ると日中は快速急行と普通が多く、一部区間準急も見られるものの最速達列車と各駅停車の極端(!?)な組み合わせになっていますが平日は快速急行の本数が少なく普通電車ばかりになるため尚更で、「快速急行の停車駅でそれに乗れなかった悲惨だな」って思うこともあります。また平日は快速急行も6両編成が多く、近鉄車による運用も多いため阪神車、特にラッピング車を狙おうと思うと結構大変です。


(2024.4.27 石切〜額田間にて撮影)

 神戸三宮行き快速急行に充当される1000系HS63ほか8両編成です。同系はこの編成を最後に新造が行われておらず、今後8000系の置き換えが始まる時は新形式車になると見られるので追加新造は無いと見られます。その時に新造する車両が阪神・山陽・近鉄の3社対応になるのか、それとも阪神・山陽のみの対応になるのかが気になりますが。


(2024.4.27 石切〜額田間にて撮影)

 奈良方の2両はHT05でした。武庫川線専用車を除けば阪神で唯一2両固定車が存在する1000系ですが普段は増結車として使用されるためパンタグラフを2基搭載するMc車(1500形)は先頭に立たず、同系で唯一幌を備えた前面を持つ車両なだけに残念です。また2両固定車は阪神なんば線開業前にHT03とHT04に同線をPRするラッピングを施し、開業後も暫くその姿で活躍していましたがそれが終了してからは全編成ノーマルでの活躍が続いており、様々なラッピング車がいる6両固定車との差が大きいです。