宝塚線系統で活躍する8両貫通編成の中では少数派になる7000系ですが全編成がリニューアルを終えて外観・内装共に一新し、足回りもVVVFインバータ制御化されたため1000系と同等になったと感じられます。ただ補助電源装置や電動空気圧縮機はリニューアル前と変わっていないのでMG搭載車はそれの回転音のおかけで「令和と昭和が混ざっているな」って思ってしまい、趣味的な面白さの一つになっていると感じられます。


(2024.5.30 石橋阪大前にて撮影)

 本線の急行運用に就く7011Fです。見た目は神戸線系統のリニューアル車と変わりませんが宝塚線系統の編成は両先頭車の連結面下部にトランスポンダの車上子が取り付けられており、扉の誤動作を防止するための重要な装置なのでこれが無い編成は宝塚線系統での営業運転は出来ません。


(2024.5.30 石橋阪大前にて撮影)

 宝塚線系統の7000系8両貫通編成は7011Fのほかに7015Fと7018Fがおり、いずれも梅田方先頭車は密着連結器+電気連結器の組み合わせで統一されていますが7015Fのみ宝塚方先頭のM'c7115にも電気連結器があり、かつて宝塚方に2両の増結車を連結して10両編成で運転していた名残です。7011Fと7018Fは宝塚方先頭車に電気連結器は無く、密着連結器のみとなっていますが神戸線系統にいる自動連結器のままの編成と見比べるとこちらの方が格好良く見え、「この顔には密着連結器だよなぁ」って思ったりもします。