大阪梅田と日生中央を結ぶ能勢電鉄線直通の特急「日生エクスプレス」の運行があり、見所も多い阪急の宝塚線系統ですがここで活躍する8000系は宝塚方の2両がセミクロスシート車になっており、ロングシート車主体の宝塚線系統では特別感がありました。ただ本来ロングシートを設置するべき所にクロスシートを設置しているため窓割りと座席の位置が合っておらず、利用客からの評判もあまり良くなかったのか後のリニューアルでロングシートに統一され、現在も残るのは宝塚線系統では8005Fだけになっています。


(2024.5.30 石橋阪大前にて撮影)

 本線の普通運用に就く8006Fです。前面・側面共に種別・行先表示が字幕からフルカラーLEDに変更され、前面の車番も移設されたためやや雰囲気が変わりましたが側扉は既存の物を再利用しており、7000系に比べるとコストダウンを感じます。ただVVVFを更新しているほか内装のリニューアルも実施しているので大規模であることには変わりありませんが。


(2024.5.30 石橋阪大前にて撮影)

 8006Fはリニューアル前、宝塚方の2両が先に書いたようにセミクロスシート車でしたがリニューアル時にロングシート化され、他6両と同じ仕様に統一されています。能勢電鉄乗り入れのため屋根上には列車無線アンテナが2本設置されていますが宝塚線所属の編成は2両固定車を除いてこの仕様であり、神戸線所属の編成より重装備って感じがします。