新型一般車両の8A系導入を前に落雷による故障で運用を離脱していたX61が廃車になり、8000系や8400系の4両固定車と共に置き換え対象になってしまったと感じられる8600系ですが同系には他形式からの編入車や界磁位相制御に改造した編成もあるため今後の動きが読めず、どの編成でも来たら記録しておきたいところです。廃車されたX61は8600系では多数派の抵抗制御車でしたがパンタグラフは下枠交差形に交換されていたので修理すると見ており、廃車決定の際は「何で?」って思ってしまいました。


(2020.10.26 橿原神宮前付近にて撮影)

 橿原線の普通運用に入る8600系4両編成です。今はまだ日常的なこの光景ですが8A系デビュー後はそうではなくなると見られるので撮影は早いうちにしておいた方が良く、多数派ではあるもののひし形パンタを搭載する編成は特に狙っておいた方が良いです。


(2020.10.26 橿原神宮前付近にて撮影)

 橿原線の普通電車は京都駅に直通する列車もあり、そのおかげで橿原神宮前では種別に関係無く「京都」を表示した列車が多く見られますが実際に京橿間の移動に使えるのは特急と急行だけで、特急は全席指定で快適ではあるものの特急料金が別に必要なので実質急行一択になります。急行と普通電車は同じ車両を使用していますが橿原線内のホーム有効長の関係で普通電車は最大4両編成なのでローカル感が感じられ、8A系デビュー後どう変わっていくのかが気になります。