塚口と伊丹を結ぶ伊丹線は塚口付近の急カーブを除いて複線化されており、日中は約10分間隔で運行していますがワンマン運転が開始されてからはそれに対応した6000系が主体になり、行先表示のLED化と内装の更新が行われているため体質改善が図られています。阪急のワンマン運転は以前から甲陽線と今津(南)線で行われていますがこれ等2路線は3両編成であるため4両編成では伊丹線が初となり、今後箕面線や嵐山線もワンマン化されることから内装更新した対応車が更に増えることが予想されます。


(2024.5.31 新伊丹付近にて撮影)

 伊丹線を走る6000系6014Fです。行先表示のLED化と内装更新が行われる前は箕面線で活躍しており、更にその前は宝塚本線で6024Fと組んだ4+4の8両編成で活躍していました。Mc6014の前面に転落防止幌を取り付けるためのフックがあるのも8両編成で活躍していた頃の名残です。


(2024.5.31 新伊丹にて撮影)

 6014Fは塚口方からMc6014-M'6514-T6760-M'c6114の編成ですがT6760は元2200系のM車(2700)で、6000系編入前に電装解除されてT車(2760)になっています。またM'c6114は電装解除こそされていないものの暫定Tcとして使われているためモーター音は当然聴こえず、いずれは正式に電装解除されてTc6164に改番されることも予想されます。