2025年度より新型一般車両の導入が開始される大阪・名古屋線系統ですがその数は奈良・京都・橿原線系統に比べると少なく大阪線は2編成、名古屋線は3編成であるため営業開始から暫くは貴重な車両になりそうです。名古屋線の3編成はロングシートの1400系FC07と1200系・2430系混成のFC92・FC93を置き換えると見ていますがこれ等3編成はB更新を受けてから10年経過しておらず、トイレも洋式化されているため大阪線に転属する可能性があり、同線に導入される新型車両2編成と合わせて2610系の一部を置き換えるかも知れません。


(2019.12.1 近鉄四日市にて撮影)

 名古屋線に導入される新型車両は8A系をベースにしたトイレ付きのL/C車と見られますが同線では既にそのL/C車が7編成活躍しており、更にその中でも2800系はロングシート・トイレ無しだったのを一度目の更新時にトイレ付きのL/Cに仕様変更しているので特徴的です。写真は松阪行き急行に充当されるAX11ほか6両編成ですが同編成はB更新を受けた後にパンタグラフが下枠交差形に交換されており、ひし形の頃と比べるとスッキリした印象を受けました。


(2019.12.1 近鉄四日市にて撮影)

 名古屋方の2両は1201系RC09でした。同系はロングシートのワンマン対応車ですがL/C車や5200系列と連結して急行運用に入ることも多く、その時は当然車掌乗務のツーマン運行です。B更新は全編成完了していますが初期に施工した編成と後期施工の編成とでは仕様が若干異なり、後期の編成は前照灯のLEDライト化が行われていないため1201系らしさが多く残っていると感じられます。