大阪線所属の4扉ロングシート、アルミ車体のVVVF車で初の更新工事施工車になった1620系VG23ですが運行開始当初はLCDの取り付けが行われておらず、そのスペースは板で塞がれていました。ドアチャイムも使われていなかったので初乗車時は違和感がありましたが現在はLCDも設置され、ドアチャイムも作動しているので完璧な仕様になり、「これぞ最新の更新車」って思ったこともありました。


(2024.1.1 河内山本〜高安間にて撮影)

 五位堂行きの区間準急に充当されるVG23です。前照灯がLEDライト化されて腰部に移り、元の前照灯があった部分は標識灯(種別灯・尾灯)になっていますが近鉄電車と言えば一部の例外を除いて前照灯が上にあるのが当たり前だったため未だに違和感があり、前照灯と標識灯の位置は変えない方が良かったって思うこともよくあります。


(2024.1.1 河内山本〜高安間にて撮影)

 この日は大阪方に2410系W14を連結して6両編成で運用に入っていましたが元日であったため「新年早々凄い組み合わせを見たなぁ」って後になって思ってしまい、新旧の組み合わせも特別な日だと普段以上の凄さを感じられます。それにしてもB更新を受けてからかなり経つW14と更新から1年も経っていないVG23の組み合わせは見た目だけでなく車内設備にも大きな差があり、これが日常的に見られるのも近鉄の凄いところです。