阪神〜近鉄間の直通列車で主に活躍する1000系にはラッピング車が複数あり、目立つものから控えめなものまで様々ですがその中でも特に控えめって感じられるのが大阪・関西万博のPR車で、同じ区間を走行する近鉄の車(9820系EH28)が車体全体をラッピングしているので大きな差を感じます。1000系の万博PR車はHS56ですがラッピングは両先頭車にのみ施され、中間車は戸袋部にステッカーを貼っているだけなので遠目からだとノーマル編成との区別が付きにくく、そこが残念なところです。


(2023.12.5 瓢箪山にて撮影)

 大和西大寺行き区間準急に充当されるHS56です。この駅は真ん中の2線が通過線であるため停車列車は必ず外側の待避線に入り、快速急行等の通過待ちで停車時間が長い列車もあるので撮影には都合が良いですが短時間でお目当ての車両を記録出来るかは運次第であり、なかなか難しいです。


(2023.12.5 額田〜石切間にて撮影)

 同じく大和西大寺行き区間準急に充当されるHS56です。こうして見ると控えめなラッピング車であることがわかりますが前面にもヘッドマークと共に施しているのが良く、阪神のCIロゴも良い感じに入っているので出来が良いって思えます。