大阪・名古屋線系統で活躍する2両固定の三菱VVVF車は多くの編成が下枠交差形パンタを搭載しますが1436系VW36と1440系VW37はシングルアームパンタを搭載しており、標準塗装の未更新車ながら目立つ存在になっています。パンタグラフの向きはどちらの編成も「> <」ですが他社の車両では「< >」が多いので特徴的だと思っており、2両単独で走ることの多いVW37は特に注目してしまいます。


(2023.5.14 賢島にて撮影)

 伊勢志摩ローカルの運用に入るVW37です。前面にサイクルトレインの副標を取り付けていますがこれがある列車は自転車を車内に直接持ち込むことが可能で、平日は五十鈴川〜賢島間、土休日は松阪〜賢島間がそれぞれ対象区間になります。ただ自転車での利用が出来ない駅が一部あるので気を付けないといけないですが・・・


(2023.5.14 賢島にて撮影)

 VW37は現時点では伊勢志摩ローカルに充当される車両で唯一のシングルアームパンタ搭載車になりますが見慣れたVVVF一般車もパンタグラフが変わると雰囲気もガラッと変わり、他の編成よりも新しく感じられます。今後更新車にもシングルアームパンタを搭載した編成が出てくると思われますがそれがどの編成になるのかも注目であり、これからの伊勢志摩ローカル充当車両にも期待したいです。